不良時々極甘【橙】【stxxx】 (ページ5)

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▽ ページ5

(???「…出てけ」

喋った!?

謎に吐息との色気が…

(「す、すみません…」

ささっと最後の人が出て行く。

この人と2人っきり。

こちらを向いてくる。

さっきの睨む目はないが、微かに睨みをきかせてくる。

「私…何かしましたか…?」

(???「…したから呼び出してるんやろ?」

「ひぇっ…すみませんっ」

(???「最近どうも不穏な噂が流れてるんだけどよ…なんでも一般人がここに紛れ込んどるって…」

「それは…手違いなんですっ…」

必死に言い訳をするが、この人には響いてはいない。

「…お金払いますから!!帰してください!」

(???「俺は金求めてんじゃねぇ」

あの時の睨みよりすごい怖い睨みをきかされた。

「ひっ…ごめんなさい…」

涙がボロボロでてくる。

(???「…はいはい」

空き教室のドア先に連れていってくれる。

「あ、ありがとうございます…」

少し顔を緩め、お礼を言うと顔を背けられた。

呆れてる……のかな

そう思いながら出ていこうとした時だった。

「…!?」

後ろから急に抱きしめられる。

「ど、ど、どうしたんですか、!?」

状況が…呑み込めない…

(???「…放課後」

「!?!」

放課後…?

なんだろう…?

ー教室

(ミ「あぁぁぁ!!!A!!生きてたかァァ!」

ミズさんがまっさきにこちらに来る。

「い、一応生きてますけど…」

(ミ「良かったァァ…」

「何故か放課後って一言言われましたけど…」

(ミ「放課後!? 殺されるんじゃ…!?」

「えぇっ!?」

(ミ「知らんけど」

「保険かけないでください…」

(ミ「健闘を祈る!!」

そう言い、席に戻るミズさん。

いつもなら大好きな放課後が来ないで欲しいと思ってしまった。

ー放課後

チャイムが鳴り響き、帰り始める。

「…逃げよう」

カバンを持ち、そそくさと教室を出て行こうとした時だった。

ﾎﾞﾌｯ

「わぁ!?すみませんっ!」

(「姉貴ぃ～…!!!兄貴のもとに行ってくださいっ!!お願いっス!!」

いきなり土下座される。

めちゃくちゃ怖そうな人なのに…なんでこんな弱気、?

「姉貴って誰ですか!!私じゃないですよね!!」

(「姉貴ぃー!!!スタ〇奢るのでぇぇ!!!5分の命なんすよぉぉぉ」

「えぇ…5分の命…?」

(「ボッコボコにされるんス!!お願いっス!!」

「…分かりました」

こんなに怖い人でも恐るほどって何者なの…あの人…