【クリュアペ】祈りは通ぜぬ【CS】 (ページ3)

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【真名】

アシニディト・モナクスィア

【根源魔法】
自身への興味を極限まで下げ、相手の意識の先を逸らす魔法。
使用すると、効果時間内に出会った相手に対し本人の「存在」を他者から一切認識されなくすることが出来る。興味がない故に視界に入ろうが気にすることもないし、何か話しかけられても耳を貸すことすらない。動かされても「なぜ勝手に動いているのか」と疑問を持つのみ、手にしたものを盗まれても「いつ無くしたのか」と問うのみ。姿はもちろん、五感に関与するそれら全てを知覚できなくする、存在の消失といっても過言ではない効果を発揮する。
他者からは、目の前で使おうと初めからその場にハロルドがいなかったかのように錯覚させられる。これは興味を失うことによる一時的な記憶の喪失であり、魔法が切れればまた認識を再開する。
効果時間は場合により、その多くは3分～10分ほど。ハロルドの意思で切れることはなく、肉体的保護を受けるわけではないため、効果時間内に怪我を負うと早急な手当は不可能になる。また鏡には映ってしまい、このときに他者から認識されると無条件で魔法は切れる。

発動条件は、相手が自身の名前と容姿を認識・一致している上で、下記のいずれかに当てはまること。並びに、ハロルドがそれを把握すること。
1.相手から一定(数値にした際に“我を忘れるほどの怒り”が100ならば、彼単体への憎悪、執着、憤怒などの85)以上の感情を向けられること
2.他者の行動により死に直面すること(事故・自死では発動しない)
3.他者から“必要”とされること

3の条件で発動した際にのみ、魔法の他人への付与が可能になる。作用する範囲が大きくなり、自身はもちろん、他人、周囲に存在する有機物にすら付与できるようになるのだ。
この場合のみ、例えば「あえてフォーカスを自身に当てることで他人を守る」「敵対していた相手に付与して戦闘意欲を無くす」といった使い方も可。また、必要とした人のみ興味の消失を避けることもできる。しかしただ必要とされるのではなく、心のそこから必要にされているという事実をハロルド本人がキチンと把握することがトリガーとなっている。