蜂楽 廻の可愛がり日記。2

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おっきいA、ママだった…
Aがママになってた！！

これって、聞かなかった方がよかったやつじゃない？？
いやいや、いつか絶対孕ますつもりだったけど！！
なんか聞くんじゃなかった感否めないや…。


『まま？』

『そう、ママになった』

『…』


ちいさいAが不気味そうにおっきいAを見た。


「ちいさいAにはぶっ飛んだ話ではあるよねぇ
ちいさいAから見て、俺は未来人で、まして自分の何十年後だよって感じのAまで来ちゃってさ♪」

『未来ばっかでこわいかな？』

「大丈夫だよ、俺がいるもん。ね、A♪」

『…、うん！』

「イイ子イイ子♪♪ 」


不安そうだった ちいさいAの顔も明るくなった。


『めぐ、だっこ！だっこ！』

「はいはい♪」


ずっと抱っこしてるけど、だんだん位置が下がってたぽくて、ねだられた。

…小さい頃のA、俺も小さくて抱っこしてってねだられてもしてあげれなかった。
だから、今だけはいっぱいしてあげるね


『…わたしも抱っこ』

「おっきいAも抱っこなのー？」

『…ちいさいわたしの事は抱っこするのに、もうママになったわたしにはしてくれないんだ？赤ちゃんだってちゃんとめぐの子なのに』

「ちがうちがう！！！驚いただけ！！怒んないでよ！あと、赤ちゃんのことは生々しすぎてあんま聞きたくない！」

『じゃあ抱っこしてよ！！』

「じゃあおいでよ？」


おいでって、ちいさいAを抱っこしてる反対側の腕を伸ばしたらおっきいAが飛んできた。
未来のAは今のAより少しだけ感情表現が大きくて、相変わらず甘えんぼだ。


「…あ、」

『『ん？』』


Aから、母親独特の匂いがした。
優しくて、甘い感じの、ほんのりした匂い。
…ほんとに、ママなんだ。

そう思うと、なんかすごい変な気分…。
嫌とかじゃなくて、なんか、こう…、変な気分。


「なんでもなーいっ♪」


言えない。
ちいさいAだっているし、何より言ってて恥ずい


『めぐ、なんでもないばっかり』

『すぐ なんでもないとか教えないとか言う』

『『よくない！』』

「えぇーー！？」


2人のAに注意された。
おっきいAはともかく、ちいさいAにも言われるほど昔から言ってた！？



『あ、そろそろバイバイの時間かも』

「え？」

『ばいばいやだ』


あ、そうだった
2人のAは突然現れたんだ。

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