蜂楽 廻の可愛がり日記。2

ヒトリゴト、フタリゴト ページ23

『…ん、っはぁ…、はぅ…っ♡』


別に、何かがあってとかじゃない。
ただ、そうなっただけ。


『……、めぐのにおい…っ♡』


めぐが学校でいないから、1人でベッドでゴロゴロしてたら、そうなった。

めぐの物でいっぱいで、めぐの匂いでいっぱいな部屋。
めぐが脱ぎ散らかしたパジャマを集めて、そのパジャマたちを抱きしめてゴロゴロしてたら、おなかの奥がビクンってなって、まだ触ってないのに、ぬるぬるしたのがいっぱいでてきて、止まんなくて、どうにかしなきゃって自分で触ってみたら、気持ちよくてぬるぬるがどんどん溢れてくるのに物足りなくて、困ったなぁ……。


『…んぁ…っ、』


うつ伏せだと気持ちいいって、めぐが言ってたから、うつ伏せになってしてみても、足りない…。
もっと欲しいのに、わたしの指じゃ届かない…。



『……ん…、はぁ…っ、…もぅ…めぐぅ……っ』



めぐじゃなきゃ…。
めぐの指じゃなきゃ……。
めぐ、めぐ…



"「ここがいいの？いいよ、いっぱいあげる♪」"


『…んあっ……え…？』



今、すっごく気持ちよかった……なんで？
…あ、めぐ…。めぐのこと考えてたからかな？
めぐに触ってもらえること、考えてたから…。



"「A、"気持ちいい"って口に出してごらん？もっと気持ちよくなれるよ」"

『…はぁ……んぅ…、めぐ……っ、はぁ…めぐ…っ、めぐ、めぐ、めぐ…っ、…きもちぃ…っ。
ん……、だめ…っ、めぐのこと、かんがえてたら…、もっとめぐのことほしくなっちゃう……っ♡』



でももう一度考えてしまったものは止められない。
頭の中にはもうめぐがいる。



『…気持ちい……っ、めぐ、めぐ、めぐ…っ♡はぁ……っ、もぅ、んぅ…めぐ…♡』



……めぐ、はやく帰ってこないかな…？
あ、でも、1人でこんなことして、恥ずかしい…。


『ん、はぁ……』

"「そうそう、その調子♪
そのまま続けてごらん？もっと気持ちよくなれるよ」"


めぐにバレたら、怒られちゃうかな？
引かれちゃうかも……。

嫌だな…、バレたくない……。


"「A」"


そう思うのに、いつまでもやめられない。
もっと欲しくなる。
頭の中にいるめぐが、どんどんお喋りになっていく。


"「大好きだよ、A」"


『んぁ…ぅ…』





気持ちよさに夢中で、わたしは何も気づいてなかった。


「…1人で楽しそうなことしてるね♪」

『…っ』



めぐが帰ってきてたこと、
めぐがずっと見てたことに。

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