蜂楽 廻の可愛がり日記。2

悪い子 ☆ わらび餅様リク ページ2

ちょっと…
ちょっとだけ、魔が差しただけ…


「A、」

『…ぅ、…ごめんなさい…』

「うん。
でも、これはやりすぎだよ？」


めぐが学校に行ってる間、めぐの部屋を隅々まで探索してた。

めぐの家で暮らすことになって、生活の拠点がめぐの部屋になって、数ヶ月。
でも、そういえばまだどこに何があるかとか、知らないなって思って、いろいろ物色してたら、いつの間にか めぐの部屋を散らかしてて、片付けなきゃって思ったときにめぐが帰ってきて、散らかしたとこ見られた


「いくら寂しくても、部屋散らかすのはダメって言ったよね？」

『…うん』

「いつも守れてたのに、どうしたの？」

『…、たんさくしてた』

「探索？俺の部屋を？」

『うん…。まだどこに何があるとか、知らないから』

「ふーん、そっか
なら、教えてあげる♪
そこの棚の2段目、開けてごらん？」

『…ここ？』

「そうそう♪」


めぐの目の前にある、中くらいの背丈の棚。
…ここって、めぐがコレクションしてるカードとかが入ってる棚だ…。

3段目と4段目は見たことある。
3段目はコレクション。
4段目はめぐが今まで着てきたユニホームとかが入ってる。


『……ん？』


2段目、開けたら、いろんなものが入ってた。
ピンク色の、変な形したやつがいっぱい。


『…これなに？』

「今からAに使うモノ」

『え？』


こんな、変な形のもの、どう使うんだろう？って思ってたら、めぐがスーッとわたしの真後ろに立って、耳元で言った。


「悪い子にはお仕置しなくちゃ、っしょ？」



『え…』

「だって、こんなに散らかしてA1人で片付けとか無理だもん。
俺も片付けなきゃいけない。
面倒なことさせられるのに、謝られたからってすぐいいよなんて言えるほど、俺はそんなに優しくないけど？」

『…ぁ』

「今日のAは悪い子だね♪」

『…ぁう』

「じゃ、付けてみよっか♪」

・→←せってい

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す