"可愛がり"のはじまり ページ42
あるとき俺はAへの気持ちが一線を越えた。
自覚しちゃったらもう止められなくて、でも俺らは従兄妹で、ずっと隠してた。
とくに、Aには。
隠してると動きがぎこちなくなって、Aが心配そうに何回も俺に大丈夫?って聞いてくれたっけ。
でも、あの日、Aを絶対嫁にするって決めた日
俺の中のかいぶつが珍しくサッカーしてないのに現れて、そんなのはどうでもいいって教えてくれた。
かいぶつが教えてくれたから、もういいんだって、自分の気持ちに嘘つき続けても楽しくないよねって思って隠すのをやめた。
「ねぇ、A、今日もサッカー、教えてあげるから一緒にしよ!」
『うん!』
吹っ切れてからは、いつもと変わらずAと接することが出来た。
隠さなくていいと思った瞬間から、今まで以上にグイグイ絡んでいけるようになった。
だって、好きな子には好きになって欲しいじゃん♪
俺のこと、ずーーっと見てて欲しいじゃん♪
「……A、そんなに見られてると俺、穴開くかも」
『わぁ!穴あいちゃったら血が出ちゃう!大変!』
「そういう意味じゃないけど、まぁいっか。」
サッカーしてるとき、Aが俺をじーーっと見てたからふざけて言ってみたら、本気にされて面白かったなぁ。
「Aになら、どんだけ穴開けられてもいいけどね♪」
『しない!しない!!血が出る!!死んじゃう!!』
「ちがうってば。
俺のことずーーっと見ててねってこと♪
見つめられると穴が開くってよく言うっしょ?」
そう言ってAに抱きついてAの頬っぺた撫でたら、不思議そうな顔された。
Aの頭はよわよわだから、きっとその言葉もよくわかってないんだ
『めぐ、ずっとくっついてくれなかったのに、元に戻った。』
「うん。寂しかった?」
『うん…』
「ごめんね。でももう大丈夫!
俺に火をつけたのはA。だから、どこまでもつけ回してベタベタ張り付いちゃうよん♪」
『めぐ、蜂みたい』
「蜂?」
『うん。あのね、蜂はお気に入りの花を見つけると、その花のとこしか行かないしずっとその花にくっついてる子もいるんだって!』
「へぇー
じゃあAは俺にとって、極上の花ってことだね♪」
そう言って、Aの耳を噛んだ
『わぁ…っ』
「俺、蜂だから♪」
この日から、俺の"可愛がり"がはじまった。
『わぁ…っ 』
そんな事を思い出しながら、Aの耳を噛んでみた。
「お気に入りの花からは離れないよ♪」
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どやちゃん(プロフ) - ちゃむさん» 頑張ってひねり出した!!!(笑)走れメロンは天才!!(笑) コメントはどこに打ってくれてもいいよ!!ありがとうね! (10月24日 23時) (レス) id: 0afb27dd87 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ - どやちゃんさん» まじ?あれ公式じゃないの?よく思い付くね。私はそんなこと…出来てる?この前も「走れメロン」生み出したし。あれ、ちょっと違うかな?まあいいや コメント「蜂楽廻の可愛がり日記2」の方で打ってもいいかな?ついでに更新されてるかチェックしたいし! (10月24日 23時) (レス) @page50 id: b02cacdca3 (このIDを非表示/違反報告)
どやちゃん(プロフ) - ちゃむさん» いけた!?、よかった!!ありがとう!!!公式じゃないよ!めぐるはやっぱサッカーかなって思って! (10月24日 0時) (レス) id: 0afb27dd87 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ - どやちゃんさん» いけた!神だった!最高だった!まじえろかった。折り紙のやつも廻だったらありえる!?ってくらいサッカーイルカが自然だった。え…これ公式の情報? (10月23日 23時) (レス) @page50 id: b02cacdca3 (このIDを非表示/違反報告)
どやちゃん(プロフ) - ちゃむさん» おぉーーー!!遊んだねぇ!楽しそう!え、いけない?マジか。。何でや…?反映に時間かかってんのかな?ちょっと、見直しとかしてみるなり (10月23日 0時) (レス) id: 0afb27dd87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どやちゃん | 作成日時:2023年8月14日 21時