蜂楽 廻の可愛がり日記。

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「そんなことないよ？
だって、俺 Aのことサッカーより好きだし♪」

『わぁ！』


Aが嬉しそうにすり寄ってきた
ウサギみたいな奴なのに、ときどきすっげー猫っぽい



「Aは可愛い可愛い〜♪」


俺、Aの従兄でよかった。
だって、心も体も、誰よりも近い位置でAに触れられる
他の誰かが触れる前にAに触れられる。
Aが俺のこと好きになってくれてよかった
誰かにAが取られなくてよかった。

だってこんな可愛い子、もう二度とこの世に現れない。
こんな可愛い子、もう二度と出会えない。
こんな可愛い子、絶対誰もほっとかない。

だから、Aが生まれた瞬間から、俺のそばにいてくれたこと、ずっと俺にしか懐かずにいてくれたこと、全部全部嬉しい。



「Aが作ったごちゃ混ぜに鍋も、俺好きだよ」

『ちゃんぽんしすぎて意味わかんなくなったあの闇鍋のこと？』

「そう。あれ俺好き」


マジで中身意味わかんないけど。
魚とか肉とか豆腐とか野菜はわかるけど、リンゴとかラーメンとか入れだしたときは俺も優もAのパパママも固まったよね。ヤバすぎて。
でもこれがうまかった。
Aは料理するとき完全に感覚だけでやるけど、いつもビックリするくらいうまいからすげーんだ♪


『じゃあ、もっと寒くなったら一緒に食べよ』

「うん！」

『ご飯の話してたらおなかすいてきた』

「だね。そろそろ起きよっか」

『うー…』


Aを起こして、部屋から出てリビングで食べるもの探した。


『パンがある』

「んー…、ベーコン目玉、ケチャガノで！」

『おまかせあれ！』


指パチーンってしながらAに言ったら
食パンの袋を頭に乗せながら敬礼して返してくれた。

ベーコンをパンに敷いてその上に卵乗せて目玉トーストにしたら、ケチャップとオレガノをかけて仕上げるパン。
これもAが生み出したごちゃ混ぜシリーズの一つ。
すっげーうまいんだ♪


「鍋と言えば、A鍋とか絶対うまいよね
俺だけのとっておき。スーパースペシャルな激うま鍋♪」

『…え、火あぶり…！！！』


俺がお願いしたパン作ってるAに言ったら、焦りだしたAにケラケラ笑った。
そういう意味じゃないって…♪

でも面白いから今回は訂正せずにほっといた。

ほんと、Aは飽きない♪



『できたよ』

「せんきゅー、べりーまっち！」





大好きだよ、A
これからも俺に美味しいものいっぱい作ってね♪

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