いつか未来の話 ページ35
「あうーあうー」
「Aは今は寝てるよー
おまえが夜中ギャン泣きするから疲れてんの♪
だから俺と遊ぼ♪」
蜂楽 廻のドッペルゲンガーと言ってもいいほどそっくりな顔をした、1歳にも満たない小さな小さな男の子を、まだあどけなさを残したまま大人になった男が優しく抱きあげた。
「うわう!ぅわう!ぶぇー!!」
小さな男の子は不満を、自分そっくりな顔をした男に向けた
「だからー、Aは寝てるんだってばー」
「わうぅ!」
「怒んないでよー
ママっ子だなぁ〜」
小さな男の子はママがいいと駄々をこねていた
それに男は困ったように、でも楽しそうに応えた。
「Aのこと大好きとか、見た目だけじゃなくて、性格まで俺にそっくり♪
そんだけ俺とそっくりなら、サッカーやってみない?」
「う?」
「やろう!教えてあげる!」
『…めぐ、まだはやいよ』
「あ、A!」
「うー!あうー!」
「ぅわっ!…もう、わかったわかった!
抱っこ交代♪」
『おいでー』
幼さを残し、少しだけ大人になったAが、目を覚まして部屋から出てきた。
そしたら小さな男の子は、ママの登場に歓喜し、はしゃぎ、そっくりな顔の"めぐ"と呼ばれた男は、突然暴れだした小さな男の子に慌てて、困ったようにAへ交代した。
『よしよし、いい子いい子』
「起きていいの?全然寝れてなかったんでしょ?」
『うるさくて寝てらんないよ…』
「ありゃりゃ、そりゃ申し訳ない♪」
『はやく仲良くなってよ』
「こいつが仲良くしてくれないんだよー」
「うー!うー!」
3人は仲良くソファに座り、話す。
『…そっくりだと仲良く出来ないのかな?』
「そっくりなら仲良くでき……あ、いや、出来ないかも。
だって、俺もこいつもAのこと大好きだし♪」
『……子供がそんな目で親を見るわけない』
「わかんないよ?
だって、俺の子だし♪」
呆れた顔をするAと心底楽しそうな男。
「今オフシーズンだから、こいつのことは俺に任せっきりで、好きなだけ寝ててもいいからね?」
『うん、ありがとね
でも、サッカー教えるのは歩けるようになってからね』
「りょーかいしやしたっ♪
こいつもドリブラーになるかな?俺より凄いやつになったりして♪」
小さな男の子の将来を楽しそうに話すこの男の正体は、スペインで活躍する有名サッカー選手の蜂楽 廻その人。
小さな男の子は蜂楽 廻とAの間にできた子供。
そう、これは
2人の、いつか未来の話。
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どやちゃん(プロフ) - ちゃむさん» 頑張ってひねり出した!!!(笑)走れメロンは天才!!(笑) コメントはどこに打ってくれてもいいよ!!ありがとうね! (10月24日 23時) (レス) id: 0afb27dd87 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ - どやちゃんさん» まじ?あれ公式じゃないの?よく思い付くね。私はそんなこと…出来てる?この前も「走れメロン」生み出したし。あれ、ちょっと違うかな?まあいいや コメント「蜂楽廻の可愛がり日記2」の方で打ってもいいかな?ついでに更新されてるかチェックしたいし! (10月24日 23時) (レス) @page50 id: b02cacdca3 (このIDを非表示/違反報告)
どやちゃん(プロフ) - ちゃむさん» いけた!?、よかった!!ありがとう!!!公式じゃないよ!めぐるはやっぱサッカーかなって思って! (10月24日 0時) (レス) id: 0afb27dd87 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ - どやちゃんさん» いけた!神だった!最高だった!まじえろかった。折り紙のやつも廻だったらありえる!?ってくらいサッカーイルカが自然だった。え…これ公式の情報? (10月23日 23時) (レス) @page50 id: b02cacdca3 (このIDを非表示/違反報告)
どやちゃん(プロフ) - ちゃむさん» おぉーーー!!遊んだねぇ!楽しそう!え、いけない?マジか。。何でや…?反映に時間かかってんのかな?ちょっと、見直しとかしてみるなり (10月23日 0時) (レス) id: 0afb27dd87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どやちゃん | 作成日時:2023年8月14日 21時