蜂楽 廻の可愛がり日記。

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『わぁ、イルカこっち来た』

「おぉー！すげーデカぁー！」


初めて見るわけじゃないのに、今でも初めて見たような感覚になる。


『あ、』

「おぉ、」



イルカがもう1匹のイルカと遊びはじめた

あっち行ったりこっち行ったり
追いかけたり追いかけられたり
引っ付かれたり引っ付いたり
逃げ回ってるようで近づいてたり
俺らみたいなイルカだった



『あ、バブルリング！』

「またやってくれたねぇ♪」


2匹でバブルリング飛ばしてくれた



『あ、また！』

「わぁ！ハートマーク！
ファンサ利いてんねぇ♪」


2匹のイルカは俺とAに向けてハートマークのバブルリングをくれた


イルカもファンサービスって知ってるんだね♪

Aのお気に入りのラッコが貝を叩かなくて、ちょっとしょぼくれてたけど、Aも嬉しそうでよかった♪


『かわいいぃ〜』

「…ねぇ、A」

『ん？』

「俺、毎回やって良かったって思わせてくれるA好きだよ」

『？』

「Aと一緒だといつでもどこででも楽しくて大好きってこと♪」

『わたしもめぐと一緒だと楽しいから大好きだよ』

「そっかそっか、それはよかった♪」


水槽にピタッと手をつけるイルカと、そのイルカと同じように水槽に手をつけて、水槽越しのハイタッチをしてるA。
ニコニコしてるAと、嬉しそうなイルカ。

…可愛い。


Aにはナイショで、スマホのカメラを起動した。


俺のアルバムに、また1枚宝物が増えた




「……あれ？そういえば、これって、デートになんない？」



今気づいた。
ありゃりゃ、Aは気づいてるかな？

まぁ、いいか
気づいて変に固まられても、それはそれで可愛いけど、せっかく楽しんでるのに崩したくないし






「A〜、あっち見よ？」

『うん！』




あとで、めーいっぱいからかっちゃお♪

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