蜂楽 廻の可愛がり日記。

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『…っ、いたい…っ』

「…っ」


逆らえない欲に従って、Aの首筋に噛み付いた。
さっきとは比べ物にならないような強さで。
そしたらAはやっぱり大泣きしちゃった。

…泣くほど痛いことされてるのに俺のこと大好きで何でもさせてくれるA、大好きだよ


『……っっ！！めぐ、っ』


痛みから逃げようとして動くAを足で抑えて、さっきよりも強く抱き寄せた

痛いよね、ごめんね
でも痛がって泣いてるのすっげー興奮する


『…いたい…っいたいっ』


可愛い。
可愛いよ、A

痛がってるの可愛い…♪



『〜〜っ』

「……っ」


もっと強く噛んだら、血が出てきた



「……はぁっ
…ほんとに血、でちゃった」



驚いた。
人間でも強く噛めば血が出るんだ

Aは痛みでそれどころじゃなさそうだけど



「……ん」


どくどく出てくるAの血を吸血鬼みたいに舐めてみた


『…っ』


Aは傷口が俺の唾液でしみてさらに痛がってまた泣いた。

痛がりなの可愛い…
俺だって痛いのは嫌だし、Aが痛がってるのはもっと嫌だけど、そんな可愛い反応ばっかりするから痛いこともいっぱいしたくなるんだよ、A。


「…ん、やば…。」

『…めぐぅ、いたい……っ』

「ごめんね、痛いことして。
でも、吸血鬼の気分は味わえたよ」

『…、どうだった？』



痛くても俺を優先して俺の気持ち聞こうとしてくれるとこも好きだよ



「最高。やっぱりAの血は美味しかった♪
癖になりそう」

『そんなの癖になんなくていい…』

「にゃはは♪」



血って甘いものだったけ？
て思うくらい、Aの血は甘かった。
糖分みたいな甘さとかじゃないけど、匂いも味も、甘かった


『……痛いのは嫌だ』

「にゃははは♪
またやりたくなったらやっていい？」

『…、』

「Aは俺のことだーいすきだから、俺のお願いは断れないんだよね♪」

『……うるさい』

「可愛い可愛い♪」

『め、めぐなんか…っ』

「俺なんか、何？」

『…、』


からかわれたから勢いで嫌いって言おうとしたけどやっぱり言えないんだよね


「俺なんか何なの？」


知ってるよ、


『……めぐなんか、』

「ん〜？」

『……ぅ』

「俺はAのこと大好きだよ。俺のことちゃーんと考えてくれてるとこも、頭よわよわなとこも、ぜーんぶ大好きだよ？

Aは…？」


言おうとしてたこと言ってごらん？
言えるもんならね


『…大好き』

「だよね♪」



俺に弱いA可愛い♪

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