7話 ハッピィバァスディ ＊オト誕記念＊ ページ8
仕事が忙しくて、毎日必ず顔を合わせていたAと1週間顔を合わせていないことにさっき気づいた。
まぁ…そのおかげで9割は片付いたんですが
「何かあったとか？
いや、それなら屋敷中が騒がしくなるはず…」
「あぁもう！！いなきゃいないで気が散る！！」
探してやる！！
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いない
いつもいる庭にも屋敷のどこにもいない。
いつも買い出しに出るルート、店にもいない。
「どこに行ったんですかあのバカぁ！！」
あの容姿だ、面倒な輩に目をつけられることだって少なくない。
だから1人での行動は控えろって言ってんのに！
「白鯨や魔獣に遭遇したらどうするんですか…！！」
とにかく走った。
一心不乱に走ったのは故郷で追われたとき以来だ。
「…！」
カララギ付近に小さな家の窓越しから銀髪が見えて、いても立ってもいれずドアを開けた。
『…っ！？』
「やっと見つけた！！！」
『どうしてここに内政官さまが…？』
「あなたを探してたんですよ！ずっと！！」
『…えっと…ちょっと…』
ズカズカ責め寄る僕に少し怯えたようなA。でも今はそんなの構ってられない。
「外に出るときは誰かと一緒に。他に誰もいないなら僕と一緒に。あなたの容姿は周りから嫌な目で見られるから。約束だったでしょ？！」
『…ごめん、なさい。』
「なのに…！」
『それはその…今回は仕方な…』
「1週間も何が仕方ないんですか！僕がどれだけ心配したと思ってんだ！！」
気持ちが抑えられず、気づけばAを抱き上げていた。
抱き上げたのは本当に無意識だった。
「本当に…っ、無事でよかった…！」
『心配かけてごめんなさい…でもこれをあなたにあげたかったから…』
Aが指をさす方にはスポンジに淡い緑色をしたクリームを塗ってその上に僕によく似たクッキーが立てられており、その周りに白い鳥が描かれている、ケーキがあった。
そこにはハッピィバァスディの文字。
『ケーキは作ったことなかったから、こもってずっと作ってたんです…今日は、オットーくんのお誕生日だから…』
「…！」
『お誕生日、おめでとう』
「こんなことされちゃ、怒れないじゃないですか…もう…」
『もういっぱい怒った…』
「茶化さない。
……ありがとうございます。嬉しいです、本当に」
すっかり日が落ちてしまったのでこの日はここに泊まり2人でケーキを食べた。
後日まだ眠っているAを背負って屋敷に戻るとラムさんから意地の悪い質問攻めにあった。
8話 I want to be loved by you→←6話 あなたの不幸は毒の味
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猫まんま(プロフ) - どやちゃんさん» 書いて下さりありがとうございました！！これからも更新頑張ってください！ (2021年6月16日 1時) (
レス) id: 795f205d3c (このIDを非表示/違反報告)
どやちゃん(プロフ) - SMEさん» わぁぁ！ありがとうございます！！そうなんですよ、オットーくんの中々なくて…死にかけてたので勢いで作ってしまって…！応援ありがとうございます！はい、頑張ります(*^_^*) (2021年4月27日 8時) (レス) id: fea1b802e2 (このIDを非表示/違反報告)
SME(プロフ) - オットーの小説中々ないので凄くニヤニヤしながらよんでます（）これからも応援してます！無理せず頑張ってください(^^) (2021年4月27日 0時) (レス) id: a63e2a6764 (このIDを非表示/違反報告)
どやちゃん(プロフ) - 猫まんまさん» わぁぁ！コメントリクエストありがとうございます！！文才がないので上手くできるか分かりませんが、頑張ります(*^^*)ありがとうございます！ (2021年4月5日 15時) (レス) id: fea1b802e2 (このIDを非表示/違反報告)
猫まんま(プロフ) - リクエスト失礼します。オットーと夢主ちゃんがデート(という名のお使い)をするお話がみたいです (2021年4月5日 2時) (レス) id: 795f205d3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どやちゃん | 作成日時：2021年3月20日 22時
