5話 強欲の紅茶とリンガの焼き菓子 ページ6
『一休みです』
「……そうですね。丁度区切りもいいし」
紅茶と焼き菓子…
Aはイタズラばかりしてきますけど、紅茶を淹れるのが上手だったり、料理や菓子作りが上手だったり、掃除も抜かりなくやってくれたり、意外と家庭的なところもあるんですよねぇ……これが。
『どうです？そのリンガ、昨日の夜から朝まで塩水に漬けてたんですよ』
「おいしいです！」
『…………』
「……？どうかしました？」
『……ふんっ』
「えぇ！？」
僕としては褒めたつもりなんですが、伝わらなかったんでしょうか……
いや、でもほんとにおいしい……
『まぁ、いいです。
本命は、これだもん…』
「紅茶……？」
焼き菓子と共に出された紅茶
見た目といい香りといい、普段と何も変わらないような気がしますが……
『そ、その…の、飲んでも……いいですけど…その……あの……』
「……？？
何を照れて…『照れてなんてないです！！』えぇ……」
いやいやどこからどう見ても照れてるでしょそれ……
紅茶に照れる要素なんてないと思うんですが…
「じゃあ、いただき『あーーー！！』なんですか？！」
『だ、だって飲むって……』
「そりゃ飲みますよ！飲みもんなんだからぁ！何なんです？さっきから！」
『だって…「だってじゃわかんないですよぉ！」だって、それ…』
「だから何なんですか！！」
何なんだほんとにさっきから！
『言っても、飲んでくれるなら言う、です』
「早く言ってくださいよ、こっちぁ焼き菓子に水分とられてんですから」
『……それ、とある人の知人に手伝ってもらった特製紅茶なんです』
「特製…？」
『その、わたしの体液で作った、紅茶で…』
「はぁぁああああぁぁ！？！？！？！？」
『も……はずかしい……』
「それは自爆っていうんですよ！！」
--------
「約束ですからね、とある人の知人に申し訳ないし…飲みますよ！！！」
ｺﾞｸﾞｯ
『一気なんて……』
「そんなに恥ずかしがるならしなきゃいいでしょ！！？」
『内政官さまもお顔が赤いです…』
「あなたのせいなんですが！？！？」
『どう…だった…です？』
「それ聞きます？！」
『一応…』
「…、美味しかったですよ。…それも、その…すごく……」
『なんだか疲れたです…』
「同感です。
どっと疲れた……」
『か、仮眠！とるです？』
「……そうします。このまま仕事をしても手につきそうもないですから…」
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猫まんま(プロフ) - どやちゃんさん» 書いて下さりありがとうございました！！これからも更新頑張ってください！ (2021年6月16日 1時) (
レス) id: 795f205d3c (このIDを非表示/違反報告)
どやちゃん(プロフ) - SMEさん» わぁぁ！ありがとうございます！！そうなんですよ、オットーくんの中々なくて…死にかけてたので勢いで作ってしまって…！応援ありがとうございます！はい、頑張ります(*^_^*) (2021年4月27日 8時) (レス) id: fea1b802e2 (このIDを非表示/違反報告)
SME(プロフ) - オットーの小説中々ないので凄くニヤニヤしながらよんでます（）これからも応援してます！無理せず頑張ってください(^^) (2021年4月27日 0時) (レス) id: a63e2a6764 (このIDを非表示/違反報告)
どやちゃん(プロフ) - 猫まんまさん» わぁぁ！コメントリクエストありがとうございます！！文才がないので上手くできるか分かりませんが、頑張ります(*^^*)ありがとうございます！ (2021年4月5日 15時) (レス) id: fea1b802e2 (このIDを非表示/違反報告)
猫まんま(プロフ) - リクエスト失礼します。オットーと夢主ちゃんがデート(という名のお使い)をするお話がみたいです (2021年4月5日 2時) (レス) id: 795f205d3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どやちゃん | 作成日時：2021年3月20日 22時
