29話 灰かぶりの猫 3 ページ31
「え?この猫さんが、オットーくん?え?」
「えぇ、おそらく。
何の術でそんな姿になっているのかはわかりませんが、オットーで間違いないかと。」
「ど、どうしてそう思うの?」
「あげられるのは2つ。
1つ目は灰かぶりの毛並みに青い目がオットーと似ているし、猫としては少し人間じみている顔立ちをしていること。
2つ目は気配。」
「ニャ-ン!ミニャ-!!!」
「なんだか嬉しそう……てことは、本当にオットーくんなの?」
「ミニャ---!!」
「でもオットーくんなら、早く元に戻してあげなくちゃ……
Aはまだオットーくんだって気づいてないの
それにオットーくんがいなくてすごーく落ち込んでたし、悲しそうな顔してたから……」
「とりあえず猫の正体がオットーである事を伝えて、術を解く他ありませんね
しかし今はロズワール様は不在。ベアトリス様に頼むにしてもバルスが起きてくるのをまたなければいけません。バルスはなかなか起きないので……まったく」
「そうね…ベアトリスなら何とかしてくれそう
優しい子だし」
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「と、いうわけなのよ
だからバルス、ベアトリス様に一言言って貰える?」
「OK!任せろ姉様!!」
『…オットーくん、だったの…?』
「ミニャ-」
『…よかった、かってにどこかに行かれたかと思った』
「ニャ」
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「何なのよ騒がしい」
「ベアトリス、頼んだ!」
「す、スバルが言うなら…やってやっても、いいかしら…」
ベアトリスが唱えた瞬間灰かぶりの猫がエメラルドに光る。
光が眩しくあまりよく見えないが、薄らと人型が見え、徐々に本人が現れる。
『オットーくん…』
「ははは、みなさんご迷惑とご心配おかけしました…」
「まったくね」
『…』
「A、心配かけちゃって本当にすみません」
『…うん』
Aはそっとオットーに近づいて抱きついた。
それに対しオットーは優しくAの頭を撫でた。
「Aの推理、惜しかったですね」
『…!?
あ、ぜんぶ……』
「はい、あの猫は僕でしたので、そりゃもう全部…痛っ」
『……っ』
「そ、そんな照れなくたって……痛っ!」
Aは恥ずかしさにオットーに抱きついたままオットーへ攻撃を繰り返す
「ひぃぃ!!僕が悪かったですからぁ!」
『……うぐぐ…っ』
「ははは!!やってるやってる!」
「無様ねオットー」
スバルたちは微笑ましそうに2人を見ていた。
「わ、笑ってないで何とかしてくださいよぉぉぉお!!!!!」
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猫まんま(プロフ) - どやちゃんさん» 書いて下さりありがとうございました!!これからも更新頑張ってください! (2021年6月16日 1時) (レス) id: 795f205d3c (このIDを非表示/違反報告)
どやちゃん(プロフ) - SMEさん» わぁぁ!ありがとうございます!!そうなんですよ、オットーくんの中々なくて…死にかけてたので勢いで作ってしまって…!応援ありがとうございます!はい、頑張ります(*^_^*) (2021年4月27日 8時) (レス) id: fea1b802e2 (このIDを非表示/違反報告)
SME(プロフ) - オットーの小説中々ないので凄くニヤニヤしながらよんでます()これからも応援してます!無理せず頑張ってください(^^) (2021年4月27日 0時) (レス) id: a63e2a6764 (このIDを非表示/違反報告)
どやちゃん(プロフ) - 猫まんまさん» わぁぁ!コメントリクエストありがとうございます!!文才がないので上手くできるか分かりませんが、頑張ります(*^^*)ありがとうございます! (2021年4月5日 15時) (レス) id: fea1b802e2 (このIDを非表示/違反報告)
猫まんま(プロフ) - リクエスト失礼します。オットーと夢主ちゃんがデート(という名のお使い)をするお話がみたいです (2021年4月5日 2時) (レス) id: 795f205d3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どやちゃん | 作成日時:2021年3月20日 22時