26話 飼い猫の心 主人知らず ページ28
恋愛対象としての好き
その気持ちを理解したのはずっと前のこと。
自分がそんな感情を誰かに向けるなんて思わなかった。
そもそも、誰かと関わりを持てるなんて、思いもしなかった。
優しくて温かい関わり
甘くて、優しくて、男の子にしてはちょっと高めの、だけどやっぱり男の子な声に、白くて綺麗な肌、幼さの残る可愛らしい顔とは少しアンバランスなしっかりした体格、温かくて優しい手つき、ふわっとしてる灰かぶりな髪に静かな青い目、冷静に物事を判断できる頭を持っていながらクールになり切れていないあどけなさ、才能に恵まれていながらすべてを帳消しにするほどの不運体質、ころころ変わる表情に、たまに表れるマヌケ顔、寝るとすぐよだれを垂らすところ、優しいところ、したたかなところ、諦めの悪いところ、ぜんぶ、ぜんぶ、ぜんぶ好き。
よだれの一滴すら愛おしい。
食べて胃の中に入れてしまいたい食べちゃいたい
好きな女の子って言われたとき、ものすごく嬉しかった。
オットーくんからの言葉はいつも、おかあさんみたいな言葉ばかりだったから、そんなことも言えるんだ…ってちょっと驚いたけど、すごく嬉しかった。
もし、何かの拍子に目覚めて魔獣として機能するようになっても、オットーくんは、そんなわたしでも、好きって言ってくれるかな…？いつもと変わらず、おかあさんみたいなこと言ってくれるかな…？
ないに等しい。
だけどこの屋敷に来て、スバルくんと関わって、エキドナさんにも会ってから、すごく、身体が変。
ふつふつと何かが沸いてくるような、おなかが空くような、よくわからない……
でもすごく変。こんなの今までなかった。
たまに、オットーくんが本当においしそうに見えて、食べてしまいたくなって、手を伸ばしかけたことがある。
そのときはオットーくんが好きだからそう思っただけなんだと思ってたけど、なんかちがう気も最近はしてきて、よくわからない…
『…なんか、こわい……』
もし、魔獣として目覚めても、
オットーくんは、
『……飼って、くれるかな……？』
もし、飼ってくれたら、ごはんは、オットーくんが、いいなぁ…
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「Aさーん、何してるのー？おいてっちゃいますよー？……Aさん？」
「あまり感情が表に出るお方ではないので、少々判断に苦しみますけど、こちらの声が聞こえてないように思いますわ。」
「どうしちゃったんだろう？」
「少し心配、ですわね…」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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おみくじ結果は「末凶」でした！
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猫まんま(プロフ) - どやちゃんさん» 書いて下さりありがとうございました！！これからも更新頑張ってください！ (2021年6月16日 1時) (
レス) id: 795f205d3c (このIDを非表示/違反報告)
どやちゃん(プロフ) - SMEさん» わぁぁ！ありがとうございます！！そうなんですよ、オットーくんの中々なくて…死にかけてたので勢いで作ってしまって…！応援ありがとうございます！はい、頑張ります(*^_^*) (2021年4月27日 8時) (レス) id: fea1b802e2 (このIDを非表示/違反報告)
SME(プロフ) - オットーの小説中々ないので凄くニヤニヤしながらよんでます（）これからも応援してます！無理せず頑張ってください(^^) (2021年4月27日 0時) (レス) id: a63e2a6764 (このIDを非表示/違反報告)
どやちゃん(プロフ) - 猫まんまさん» わぁぁ！コメントリクエストありがとうございます！！文才がないので上手くできるか分かりませんが、頑張ります(*^^*)ありがとうございます！ (2021年4月5日 15時) (レス) id: fea1b802e2 (このIDを非表示/違反報告)
猫まんま(プロフ) - リクエスト失礼します。オットーと夢主ちゃんがデート(という名のお使い)をするお話がみたいです (2021年4月5日 2時) (レス) id: 795f205d3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どやちゃん | 作成日時：2021年3月20日 22時
