22話 マヨネーズの裏側で ページ24
「オットーくーぅん？
少し、私と話をしようじゃーぁないの」
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廊下を歩いていたら辺境伯と会い、話がしたいと言う辺境伯に連れられて商談部屋…の、ようなところへ。
…間延びした軽い口調とにんまりとした笑みは普段と変わらない。でも、そこへ真剣さを感じさせる雰囲気が、なんとも不穏ですね
「あの、話というのは…」
「気になるのはわかるけーぇれど、焦らずにいこうじゃあないか」
辺境伯が僕と話したいと言った時点でただ事ではないのは理解出来る。
その内容も、なんとなく察しがつく。
「暴食の魔女─ダフネが生み落としたとされる魔獣。
中でも、白鯨、大兎、黒蛇の三大魔獣と呼ばれる魔獣は世界を脅かす魔獣だーぁね」
…当然。
辺境伯ともあろう者が気づかないわけがない。知らないはずがない。いつまでも黙りを決め込むわけもない。
「Aのことですよね？
回りくどいのはナシでいきましょうよ」
「話が速くて助かるよ」
「で、話とは？」
「ダフネが生み落とした、角を失くした人型魔獣がルグニカにいるという情報が、大きく広まりつつあるのを知っているかな？」
「っ！？な、なんで…！Aは僕の故郷でしか…！
容姿の珍しさで目をつけられることはあっても、そんな情報が広まってるなんて聞いたことないですよ！？
せっかく周りとも馴染めて、何だかんだ毎日楽しそうで、仲良くしてる相手だっているのに…」
「だから私はアレを排除しようと思って、」
「は…？今なんて…」
「アレを排除する。
票はこれ以上落とせない。仕方のないことだよオットーくん。」
「ふざけないでくれませんかねえ！？
あの子に攻撃性がないのはあんただって知ってるはずですよ？！」
「あぁ、知っているよ。失敗作とはよく言ったもので魔獣としてのものが何一つない」
「ならどうして…！」
「陣営の評価をこれ以上落とせない…それに攻撃性がないというのは今に限ってのこと。これから目覚める可能性もある…陣営にいられては困るのでね。」
「Aを傷つけることは例え辺境伯であろうと許しませんよ！！！排除なんてさせませんからね！」
「…なら、きみがきちんと見張っていたまえ。
少しでも害があると見たそのときは…」
「絶対殺させたりしませんから！！！」
まるで物のようにアレ呼ばわりだの失敗作だの…
排除なんて、そんなことさせませんよ！
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頭を冷やすために庭へ出てみたら、Aとナツキさんが木陰で仲睦まじくしているのを見かけた
23話 月が綺麗な日→←21話 鬼に金棒、死にかけの犬に調味料
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猫まんま(プロフ) - どやちゃんさん» 書いて下さりありがとうございました！！これからも更新頑張ってください！ (2021年6月16日 1時) (
レス) id: 795f205d3c (このIDを非表示/違反報告)
どやちゃん(プロフ) - SMEさん» わぁぁ！ありがとうございます！！そうなんですよ、オットーくんの中々なくて…死にかけてたので勢いで作ってしまって…！応援ありがとうございます！はい、頑張ります(*^_^*) (2021年4月27日 8時) (レス) id: fea1b802e2 (このIDを非表示/違反報告)
SME(プロフ) - オットーの小説中々ないので凄くニヤニヤしながらよんでます（）これからも応援してます！無理せず頑張ってください(^^) (2021年4月27日 0時) (レス) id: a63e2a6764 (このIDを非表示/違反報告)
どやちゃん(プロフ) - 猫まんまさん» わぁぁ！コメントリクエストありがとうございます！！文才がないので上手くできるか分かりませんが、頑張ります(*^^*)ありがとうございます！ (2021年4月5日 15時) (レス) id: fea1b802e2 (このIDを非表示/違反報告)
猫まんま(プロフ) - リクエスト失礼します。オットーと夢主ちゃんがデート(という名のお使い)をするお話がみたいです (2021年4月5日 2時) (レス) id: 795f205d3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どやちゃん | 作成日時：2021年3月20日 22時
