21話 鬼に金棒、死にかけの犬に調味料 ページ23
「助かったぁーっ！」
『こんなのでいいならいつでも…』
「─木陰で男と女が2人きりでこそこそと何してるんですか？」
「うわっ 急に出てくんなよ！」
「で、何かあったんですか？」
『厨房の近くで死にかけの犬がいたので、エサをあげたんです』
「はぇ？」
言葉通り、マヨラーであるスバルがマヨネーズが存在しないこの世界で禁断症状に侵され死にかけていたところAが見かけ、材料をひたすら混ぜ少しドロっとした液体を瓶に入れて完成させたマヨネーズをスバルに食べさせていた。
正しく言えば、Aは新たな調味料開発をしていたところ倒れていたスバルを見かけ、試作品であるそれをスバルに少し食べさせたらスバルが目を輝かせもっと欲しいとせがんだため、瓶に入れて、少し冷ますために木陰へ出てスバルがそれを食べているところを見ていた。
本当はすぐ屋敷に戻るはずだったが、スバルがあまりにもいい顔をして食べるものだからつい見入っていたとこにオットーが来たのだ。
「状況的に間違っちゃあいないけど言い方あるよね！？」
「そのエサって、それですか？
ナツキさんが手に持ってる…」
『そうです。
まよねーずって名付けてもらいました』
「百聞は一見にしかず。
食ってみろよ！」
『はい』
「…ん。」
Aが瓶に手を入れて人差し指で少しの量をすくってオットーに指しさ出した。
「…！売れる…これ、売れますよ！
あえてよし、そのまま食べるもよし、かけてよし、調味料として鬼に金棒！売れること間違いナシです！」
『オットーくんが言うなら間違いないですね』
「すっげぇ信頼…」
「スバルはベティをおいてどこにいるかしら！！」
「あ、やべ。」
スバルがベアトリスが怒っていたのを見つけてベアトリスの方へ走って行った。
「…ところでA」
『…？』
いつの間に品定めを終えたのか、Aのすぐ正面にはオットーが少し怒ったような表情でAをまっすぐ見ている
「僕のこと好きって言っておきながら他の男とこんな場所で2人きりって、僕のことなめてないですかねぇ？」
『え…』
「ナツキさんは何もしてこないとでも？」
『あの…』
「甘いですよ。それに、手を出す出さない以前に、僕が嫌です！
あなたには悪いですけど、好きな女の子が他の男といるのを見て平気でいれるほど、僕は寛容じゃないですからね！」
『…っ』
柄にもなく嫉妬したオットーの姿に言葉以上のものを感じ、Aは今までにないほど蕩けた顔をした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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猫まんま(プロフ) - どやちゃんさん» 書いて下さりありがとうございました！！これからも更新頑張ってください！ (2021年6月16日 1時) (
レス) id: 795f205d3c (このIDを非表示/違反報告)
どやちゃん(プロフ) - SMEさん» わぁぁ！ありがとうございます！！そうなんですよ、オットーくんの中々なくて…死にかけてたので勢いで作ってしまって…！応援ありがとうございます！はい、頑張ります(*^_^*) (2021年4月27日 8時) (レス) id: fea1b802e2 (このIDを非表示/違反報告)
SME(プロフ) - オットーの小説中々ないので凄くニヤニヤしながらよんでます（）これからも応援してます！無理せず頑張ってください(^^) (2021年4月27日 0時) (レス) id: a63e2a6764 (このIDを非表示/違反報告)
どやちゃん(プロフ) - 猫まんまさん» わぁぁ！コメントリクエストありがとうございます！！文才がないので上手くできるか分かりませんが、頑張ります(*^^*)ありがとうございます！ (2021年4月5日 15時) (レス) id: fea1b802e2 (このIDを非表示/違反報告)
猫まんま(プロフ) - リクエスト失礼します。オットーと夢主ちゃんがデート(という名のお使い)をするお話がみたいです (2021年4月5日 2時) (レス) id: 795f205d3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どやちゃん | 作成日時：2021年3月20日 22時
