内政官さまと遊びたい！

19話 真夜中の訪問者 ページ21

ｷｨｨｨ…

「…？誰で…あぁ、Aですか。
どうしたんですか？」

扉を開けたのはいいけど、自分の今の格好に今さらとんでもなく恥ずかしくなってきて、なかなか部屋の中に入れない…

「なんだかよくわからないですけど、ずっとそうしてると風邪引きますよ？」

はっ！
今日はいつもより冷え込む。
わたしがいつまでもこうしていることによってオットーくんが体調を崩してしまうかもしれない…
とりあえず入りましょう。

それにしてもオットーくん、わたしはもうマナは分けていないのにこんな時間まで…
寝不足は人間の持つ能力を低下させてしまう
成長にも大きな影響を与えるし
それに、オットーくんは寝不足なうえ食生活にも乱れがある。
そんな事では本当に体を壊してしまう。

『いつまで起きてるんですか？もうマナを分けたりはしてないんですよ』

「あぁ、それなら大丈夫ですよ
もう寝ようかと思っていたの、で…！？」

『…？』

書類から目を離してこっちを見たかと思ったら急に驚いて…

『はっ！』

オットーくんに注意をしようとオットーくんの横に立ったばかりに格好がバレて…

「な、なんて格好してるんですかあんたぁ！！！」

『こ、これ…あの…』

「……人が必死になってるっていうのにあなたは…」

『え…？わっ！？』

まだ片づいていない書類も片づけてまとめてある書類も置いてあるデスクに押し倒された

書類はバサバサ床へ落ちていく

「あなたの気持ちを知ったとき、妹を見る目であなたを見るのはやめたんです。
そしたらもう止まらなくて、頭フル回転させてなんとか平常心を保たせていたのに…いつもいつも僕を誘う…！！」

『誘う…？どこかへ行くときはいっしょにって言ったのはオットーくんですよ』

「そういう意味じゃありませんよ
おバカさんですね！

こんな格好して…まさか僕がまだ異性として見てくれないとか思ってた、なんて言いませんよね？！」

『え、そうですよ…
だから、ラムさんに言って…その…』

「はぁ…
あなた、頭はいいのにどうしてこうもおバカさんなんですかねぇ…！
いいですか？普通、妹のように思ってる相手の耳元で囁いたり噛んだりしません！！」

オットーくんは今さら照れはじめた

「まったく…
あのときはギリギリ理性が勝ったからよかったものの…」

『リセイは押し倒せってラムさんが』

「ダメです！！僕はあなたを傷つけたくないんですよ！」

『で…「そっち方面疎いのわかりましたから！」…？』

20話 真夜中の訪問者２→←18話 ラムの提案

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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革ベルト

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あずきいろ

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