2話 唯一の愛嬌 ページ3
コンコン
「…はい?」
「エミリアよ。入っても大丈夫?」
「え、エミリア様!?あ、えぇ。大丈夫ですよ!」
いつもはAかナツキさんがノックもなしに入ってくるのでノックをされると緊張が走る。
その上、相手が滅多にここへ来ることがないエミリア様と大精霊様ときたら声が上ずった。
ノックしないのもどうかと思うんですがねぇ…あの二人に言ってもまぁ無駄でしょう。
あぁ悪ぃ!気をつける!と言いながら直らないナツキさんと、ふんっと目をそらすAが浮かぶ。
「じゃあ、入るね」
ガチャ
「この紙をスバルが渡しそびれてたみたいなの。ごめんね仕事中に」
「いえいえお気になさらず、エミリア様」
こんなキャラの濃い人達が周りにいるとエミリア様のようないつでも優しく礼儀正しい子は癒されるなぁ…ナツキさんが惚れるのもうなずけてくる
「いつも本当にありがとうオットーくん」
「へぇ!?いや僕ぁ何もしてませんよ!?」
「ううん。すごーく感謝してる!これからもよろしくね!」
「あ、はぁ…はは……はい」
「ところで、Aはどうしてそんな隅っこでじーっとしてるの?」
『…え…』
「さっきからずっとリアを見てるね」
『…あ…』
「あー…Aの髪、エミリア様と似ているので嬉しかったんじゃないですかね…?
その色の髪はあまり見かけませんから」
「そうだったの?」
『…あ、そ…で、す……
いつも…綺麗…』
「っ!ありがとう。Aの髪も目も、すごーく綺麗よ」
『…っ!?』
Aが照れてる。
照れ屋だから珍しいわけじゃないけど、三者の目から見るのは新鮮ですねぇ
「じゃあオットーくん、引き続き頑張ってね!」
「はい」
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『…っ…だはぁー』
「…っ…くっ…クスッ」
『なに笑ってるんです?』
「え、いや、Aの唯一の愛嬌だなーと思っただけですよ…ふふ…」
『はぁ…?』
僕には無駄口叩いたりからかったりしてくるのに、他の人には人見知りをするギャップ。
Aに愛嬌を探すならきっとそこなんでしょうね。
『内政官さま変です』
ボフッ
「ちょっと!叩かないでくださいよ…っていうかそれ僕の枕ですよねぇ!ふかふか枕がしなしな枕になっちゃうじゃないですか!」
『知らないですぅ!』
ボフンッ
「ちょ…っと!」
パシッ
『…あ』
「腕を掴まれては叩けませんからね!
やられっぱなしは嫌なんですよ、僕」
こっからは僕のターンってやつです。ふふん
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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猫まんま(プロフ) - どやちゃんさん» 書いて下さりありがとうございました!!これからも更新頑張ってください! (2021年6月16日 1時) (レス) id: 795f205d3c (このIDを非表示/違反報告)
どやちゃん(プロフ) - SMEさん» わぁぁ!ありがとうございます!!そうなんですよ、オットーくんの中々なくて…死にかけてたので勢いで作ってしまって…!応援ありがとうございます!はい、頑張ります(*^_^*) (2021年4月27日 8時) (レス) id: fea1b802e2 (このIDを非表示/違反報告)
SME(プロフ) - オットーの小説中々ないので凄くニヤニヤしながらよんでます()これからも応援してます!無理せず頑張ってください(^^) (2021年4月27日 0時) (レス) id: a63e2a6764 (このIDを非表示/違反報告)
どやちゃん(プロフ) - 猫まんまさん» わぁぁ!コメントリクエストありがとうございます!!文才がないので上手くできるか分かりませんが、頑張ります(*^^*)ありがとうございます! (2021年4月5日 15時) (レス) id: fea1b802e2 (このIDを非表示/違反報告)
猫まんま(プロフ) - リクエスト失礼します。オットーと夢主ちゃんがデート(という名のお使い)をするお話がみたいです (2021年4月5日 2時) (レス) id: 795f205d3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どやちゃん | 作成日時:2021年3月20日 22時