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その目は妖艶に輝いて、あたしを射ぬく。
北斗くんに見つめられるだけで、
体が熱くなる気がするよぉ・・・・・
『うんっ、したいっ』
迷うことなく返事をすると、
北斗くんは、
あたしの体を深くベッドに押さえつけて、
そして、
あたしの頬をするりと撫でた。
「・・・・じゃあ、
ねだってみせてよ。
俺がキスしたくなるぐらい、可愛く。」
ね、
ねだる・・・・・？
あたしは、オロオロ。
北斗くんは、
そんなあたしの耳元でさらに囁いた。
「ねだりながら、
俺にどうされたいのかちゃんと言えよ。」
低音ボイスは、あたしの脳内をしびれさせて、
やだっ、
ドキドキするぅ・・・・・
でもおねだりなんて
どうやればいいのかわかんないっ・・・・
でもでも、
おねだりしないとキスしてもらえないっ、
そんなの、
おねだりするしかっ！！
『北斗くんっ、
キスして？』
キョルンッと首を傾げながらいうと、
北斗くんは、
「やだ。
さっきと変わらないじゃん。」
と一蹴。
ふえええ〜〜〜・・・っ、
『なんでっ、
北斗くんの意地悪っ！
キスしてよぉっ』
あたしがムキーーッと頬を膨らましても、
北斗くんは薄く笑うだけだった。
「だからねだってみせてって。
・・・・逆にいえば、
Aが何をしてほしいかちゃんと言えば、
俺はAの言う通りのことをしてあげるって
いってんだけど？」
こういいながら、
北斗くんの手はあたしの腰をゆっくりと撫でる。
言う通りの、こと？
『いっぱいいっぱい、
おねだりしたら、
全部きいてくれるの？』
あたしが高鳴る心臓を抑えながら訊くと、
北斗くんは、
フッと笑った。
「それはAの、
ねだり方次第。」
北斗くんが、
あたし次第で何でも・・・！？
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作者名：そみん
| 作成日時：2021年1月9日 23時
