(続) 聖なる夜に！？２ (ページ2)

今日:8 hit、昨日:10 hit、合計:66,232 hit

・ページ2

．

「Aさん落ち着いてっ、

え、わ、泣いてる！？

え、もう勘弁・・・」

『勘弁って何よおおお！！

あんた後輩の癖に生意気っ！！！！！

馴れ馴れしい！！！

下心見え見え！！！！

どーーだ、

まいったかーーー！！』

きゃはははは！！！と笑うあたしに、

回りの視線を気にして顔を青くする岩橋くん。

おもしろーーーいっ！！

『よっしゃーー！！

もう１件行くかっー！？岩橋くん潰したる！！！

あたしだけに飲ませて自分は飲まずに済むと思うなよおおお！！』

あたしはこういうと、岩橋くんの腕をぐいぐい引っ張る。

岩橋くんはそれを力一杯拒否！！！！！

「Aさんっ、

まって、落ち着いて、

え、なに、

聞いてない、Aさん酔うとめんどくさくなるとか聞いてない！！」

『めんどくさいってなによーーー！？

よーし、わかった、潰してやるーー！！！

きゃはははは、

げほっ、

笑いすぎた、

げほっ、げほっ、』

あたしがゲホゲホ盛大に咳をした、

その瞬間。

「おい、そこの馬鹿。

帰るぞ。」

凛とした声が真っ直ぐこちらに届いた。

こ、

この声は・・・・・・！！

『きゃーーーーっ！！

ほくとくーーんっ！！」

愛しのマイダーーリン！！！

あたし、岩橋くんを突き放して北斗くんに突進！！！！

北斗くん北斗くん
北斗くん北斗くんっ、

『北斗くんだぁーーーっ！

ぶへっ、』

あたしが飛び付くと、
北斗くんはあたしの顔をグイッと押し返した。

「酒臭い。

どんだけ飲んだんだよ。」

スーツ姿の北斗くんは呆れたように言い捨てると、

岩橋くんの方を見た。

「どーも、Aがお世話になりました。

Aは自分から酒をかっ食らうタイプじゃないから、
君がこんなに飲ませたんですかね。」

北斗くん、言いながら岩橋くんをガン見。

岩橋くんは気まずそうに視線を泳がせると、

「あー・・・・・・・・

まあ、おっしゃる通りといいますか・・・・・

彼氏さんですか？」

と質問を返した。

北斗くん、

フンッと鼻を１回ならして岩橋くんを見下ろす。

「そうですね、

『まだ』彼氏ですね。」

.