【まふまふ】アタシのセンセ。/すめらぎしき ページ20
アタシの学校の保健室のセンセは髪の毛が真っ白で、顔が整ってて、肌の色も白い。女子はガチ恋の人も普通に先生として見てる人もファンクラブに入ってる人も色々な人がいる。
アタシこと雲雀 Aは高三で美術部の部長をしてる。けど膝上スカートに明るい茶髪、メイクの三拍子のおかげで全然見えないって言われる。
部長の仕事ってだいたいどこも同じで部員が帰ったあとに部室を施錠して鍵を職員室に返すくらいで。だから帰りは大体19時を過ぎる。
今日も部活後の暗い廊下を歩いてると保健室だけ煌々と明かりがついてて。これもアタシの仕事のうちになりそうな、最終下校時刻まで残ってるセンセに時間を教えること。
「センセまだ帰んないの？もう19時すぎたよ、」
「っうわぁああぁ！！」
リアクション芸人みたいにキレーに椅子から飛び上がって見せたセンセ。ふつーに声掛けただけなんだけどなあ。でも、
「センセちょっと涙目じゃんかわいい無理しぬすき」
「最悪、書類終わんなかった...」
「ねえセンセ。ガン無視やめない？」
アタシが馬鹿の一つ覚えみたいにすきっていうからかセンセはよくアタシを無視するようになった。地味に傷ついてるからね？
「なにこれ、ボールに手と足生えてんじゃん」
「はぁ？！人間のつもりなんだけど、」
「ジョーダンでしょ、センセ、、」
何度も書き直した跡があるけどどう見ても手足の生えたボールにしか見えない。センセも人間だったんだ、なんて。
「もー、しょーがないな。手伝う。」
「いや、雲雀が帰るの遅くなっちゃうからいいよ。」
「大丈夫だってば。何描くの？」
しぶしぶイメージを伝えてくるセンセ。時間が無いからぱぱっとしか描けないけどさっきのセンセのやつよりはいいと思う。
「これでどう？」
「え、すごい！さすが雲雀、」
「よし、ありがとね。送ってくから靴持っておいで。」
さらっとありがとうとか送ってくとか言っちゃうあたり惚れるんだよなあ。
その後センセの車に乗せてもらって、家まで送ってもらった。終始かっこいいすき無理って言ったのに全部無視されて笑える。
「今日は本当にありがとね、また明日。おやすみ雲雀。 」
そう言ってセンセは車を走らせて帰って行った。なにスマートすぎない？無理アタシのこと殺そうとしてるのかな、
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音溜 - 作者様が豪華すぎる、、！！ 生きててよかった、、(^ω^) (2019年12月28日 5時) (
レス) id: 826a111be6 (このIDを非表示/違反報告)
人 - 私の大好きな作家さん面白いです…聖夜いいですね！ (2019年12月25日 23時) (レス) id: 85e6f3523b (このIDを非表示/違反報告)
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