さくらと美形な転校生《�将后� ページ17
Aside
目の前が暗くなった。
私が感じたとおり、これはクロウカードのせい。
周りは暗いのに、私の周りだけは明るい。
木之本さんは見えないし……とりあえず。
ポケットから鍵を取り出した。
『虹の力を秘めし鍵よ 真の姿を我の前に示せ 契約のもと、如月Aが命じる』
『レリーズ』
……何も変化しなかった。
『レリーズ』
何度言っても変わらない。
魔法が使えない……？
鍵をポケットに戻し、少しずつ足を進める。
周りが見えないよ……。
まずい、このままでいると私まで闇に閉じ込められてしまう。
このカードの正体に気付かないと。
落ち着いて。
冷静に考えよう。
『でも……手がかりは……』
何かを感じ取らなきゃ。暗いから……闇だから……。
『ダーク……？』
すると、私の周りがぼんやりと明るくなった。
これって心の中を表すもの？
じゃあ、この闇は私の心の闇。
気付けたなら……自分の心と向き合わないと！！
すると、闇が何かに引き込まれていった。
その闇で現れたのは、暗い衣装を纏った女性。
「有難う。私に気付いてくれて」
『……私の心に宿っていたんですか、クロウカード』
ダークは微笑むと、頷いた。
「でも悪い闇ではなかった」
『え……？』
「他人を優しいまなざしで見るのも闇。さて……問題。私を照らしてくれるのは？」
『Light』
正解だったのか、隣から明るい光が差し込んできた。
その光はやがて姿に変わり……
私の隣にいたのは。
『木之本さん……』
さくら「Aちゃん」
優しく微笑む木之本さんがいた。
さくら「心のどこかでAちゃんが応援しててくれた気がしたの」
『……そう』
素っ気無い返事。それでも木之本さんは嬉しそうだった。
「私達の存在に気付いてくれてありがとう」
Darkの隣にはLight。２人は微笑んで言った。
「もう魔法が使えるわ」
「一緒に封印してちょうだい」
その言葉に、木之本さんは慌てて返事をした。
私は木之本さんと視線を合わせると、お互いに頷いて手を取り合った。
そして、声をそろえて……。
さくら「『闇／虹の力を秘めし鍵よ 真の姿を我の前に示せ 契約のもとさくら／Aが命じる』」
鍵を差し出し……
さくら「『レリーズ』」
DarkとLightがカードに吸い込まれていく。
カードに封印するときに聞こえた声。
その声に目を見開いた。
ずっと探していた人。
……ユエ。
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白狐。(プロフ) - 林檎さん» ↓同じくです。二年前ですが、レス出来ず申し訳ありませんでした。遅いとは思いますが、どうか届いたら嬉しいです (2022年7月4日 21時) (
レス) id: 451bbabc75 (このIDを非表示/違反報告)
白狐。(プロフ) - 優香さん» 遅くなり申し訳ありませんでした。何年も前の作品を見つけて、そしてコメントしてくださってありがとうございます。嬉しかったです。できる範囲で更新し、期待に応えられたらと思います。こんな作者ですが、どうか楽しんでいただけたら幸いです (2022年7月4日 21時) (レス) id: 451bbabc75 (このIDを非表示/違反報告)
優香(プロフ) - 更新待ってます！ (2022年6月27日 22時) (レス) @page28 id: 34edd4442b (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！がんばってください！ (2020年7月29日 17時) (レス) id: 0534cc6619 (このIDを非表示/違反報告)
白狐。(プロフ) - コメ返しが遅れて申し訳ありません。とても嬉しいです。矛盾点や、更新速度の遅さなど、ご迷惑をたくさんおかけしていますが、頑張りますのでこれからも応援よろしくお願いします (2020年4月17日 9時) (レス) id: 8cae88f600 (このIDを非表示/違反報告)
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