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そんな中、烏や五十嵐とはまた違った……何ともいえない微妙な表情を浮かべていたのは潔だ。
「有言実行じゃん、潔？」
「……、あぁ」
ニヤリと笑って顔を覗き込んでくる蜂楽に対し、潔は曖昧に返事を返した。
試合開始前。U-20代表キャプテン──オリヴァ・愛空は、「Aの出る幕はない」と断言していた。「0点で終わらせる」…とも。
そんな愛空に対し、潔は「Aを試合に引きずり出してやる」と宣言し。結果的に、前半戦は��
結果としては潔の宣言通りになってはいるが、それは潔自身がゴールを決めたことで成し得たものではない。
複雑そうに苦笑いを零す潔だが、しかしそれは他の選手達にも言えることで。現状に満足できていないのは、前半戦で点を奪えなかった彼等も同じだった。
また彼等だけでなく、ゴールを決めた凪や凛も、たかが1点取ったからと言ってその状況に甘んじる人間ではなかったし。ベンチスタートとなった馬狼や士道など控えの選手達も、虎視眈々と自分の出番を狙っている。
何より彼らは、後半戦から相手チームが確実にAを投入してくるだろうと予想していて。それがより一層、全員の気を引き締めていた。
「理解できているようで安心したよ。
…───お前らはまだ、何も成し遂げていない」
選手達が冷静に状況を判断できていると分かって、絵心は満足そうに頷きながら、改めて釘を刺した。
不乱蔦がAを引き抜いたのは──冴の要望だったのも理由の一つだっただろうが──半分はこちらへの嫌がらせだろう。
Aが�狎弔ご胴��瓩料�手である以上、不乱蔦が彼を試合に出さないだろうことは絵心自身、最初から予想していたことだ。
「満足するな、攻め続けろ。最後の1秒まで、己が
勝ちに行くなら、このままAが試合に出ない方が都合がいい。だが今のAが敵として立ちはだかるのなら、それはそれで選手達にとって良い経験になるだろう。
「以上。フォーメーションは変えない。後半の指示はひとつだけだ。
…───圧勝しろ。
多くは語らず、絵心はシンプルな指示を出すに留める。
「……喰われるなよ」
最後に小さく呟いたその言葉は、しかし選手達の耳にはっきりと届くのだった──。
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レム(プロフ) - 椿さん» 図々しくコメントしてしまいすみません（ ; ; ）私のほうこそ、こんなに素敵な作品に出会えて本当に幸せです！😭✨本当にありがとうございます！！長々と大変失礼致しました！😭返信不要ですのでお気になさらないでください😭 (3月27日 0時) (
レス) id: 788e941d21 (このIDを非表示/違反報告)
レム(プロフ) - 椿さん» わ、わ、本当ですか…！！！😭もちろんお忙しい中で更新していただける事が本当に本当にありがたいのでどうかご無理はなさらないでください🙇♀️もし、番外編が息抜きとなるようでしたらぜひ楽しみにしております😭🩷🩷 (3月27日 0時) (レス) id: 788e941d21 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - レムさん» ただ如何せん本編の更新が滞り気味なので難しいかな、と断念してまして😭でもいい機会なので、執筆に行き詰った時の息抜きにでも書いてみようと思います! 遅筆極めまくってる鈍行作者なので、いつ頃公開できるかは未定なのですが…、、ちょっと色々考えてみますね！ (3月25日 23時) (レス) id: 21af35fe59 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - レムさん» レム様の温かい応援いつも大変励みになっております、本当にありがとうございます✨ ば、番外編…!!実は一度考えたことあったんですよね…。原作に沿って書いてると凛ちゃん出てこない場面も全然あるし、絡まないキャラとか出てくるし…💦 (3月25日 23時) (レス) id: 21af35fe59 (このIDを非表示/違反報告)
レム(プロフ) - 椿さん» もし差し支えなければなのですが、番外編のような小話で凛ちゃんとの絡みや愛され男主くんが見れたら嬉しいなと思い、ご検討いただければ幸いです😭🙇♀️椿さんの書かれる凛ちゃんからの激重感情、最高です（ ; ; ）♡大好物です…！ (3月25日 16時) (レス) id: 788e941d21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2024年2月2日 7時
