35-3……オリヴァ・愛空、懇願する ページ4
「頼む、Aちゃん。どうか試合に出てくれ」
少し離れたところに座る彼へ向けて、俺は深く頭を下げて頼み込んだ。
……が、正直言って全員が全員、俺と同じ考えってわけじゃない。その筆頭が、閃堂だ。
まぁ閃堂からすりゃ、本来自分がいるべきポジションをAちゃんに取って代わられるようなもんだ。チームのエースとして、決めるべき所で得点を決められずにいたのだから仕方がないと…頭では分かっていても、つい反論しちまうんだろう。
「っ、このガキが入ったところで何が──」
元々ソリが合わないこともあって、閃堂は噛み付くみたいに異を唱えていたが…、
「──だ、そうだが。どうする、A」
そんな閃堂をまるっとスルーしたのは、天才ちゃんだ。その事に閃堂が憤慨しているが……相変わらず、天才ちゃんはお構いなしだ。
で、問いかけられたAちゃんはというと。天才ちゃんの傍へと寄って背に凭れ掛かると、その肩に顎を乗せながら、ガラス玉みたいな目で俺の事をじっと見つめ返していた。
俺らにとって閃堂がエースであり、大事な仲間であることに変わりはない。……でも、そんな�犁せ�ち�瓩世韻脳，討襪曚畢�
試合を通して、自分たちの弱さを実感した瞬間。脳裏を過ったのは、あの日の、天才ちゃんの言葉──…。
「……精々、アイツに飽きられないように頑張るんだな」
言われた直後は、それがどういう意味を持つのか分からずにいたが…。�狎弔ご胴��瓩箸了邱腓魴个董⇒�解させられた。
「(天才ちゃん含め、あんな連中と試合してたら、そりゃあ飽きねえだろーよ……)」
それに比べて、U-20側の試合内容は『糸師冴におんぶにだっこ』状態で。糸師冴の存在が無ければ、俺らのプレーはさぞ退屈に感じただろう。
……それに気付いてしまえば、やることは一つ…。
試合を通して、俺はAちゃんに対して自分の存在を�犲臘キ瓩靴拭�
「MFの自分より得点能力の低い人間をストライカーとは認めない」と豪語した天才ちゃんが現状、唯一認めているのがAちゃんだ。その評価を信じるのなら、この状況を打開できる選手はAちゃんだけなんだろう。
「……俺はお眼鏡に適ったかな、Aちゃん？」
表面上は笑みを浮かべちゃいるものの、俺は内心では緊張しつつ問いかけた。
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レム(プロフ) - 椿さん» 図々しくコメントしてしまいすみません（ ; ; ）私のほうこそ、こんなに素敵な作品に出会えて本当に幸せです！😭✨本当にありがとうございます！！長々と大変失礼致しました！😭返信不要ですのでお気になさらないでください😭 (3月27日 0時) (
レス) id: 788e941d21 (このIDを非表示/違反報告)
レム(プロフ) - 椿さん» わ、わ、本当ですか…！！！😭もちろんお忙しい中で更新していただける事が本当に本当にありがたいのでどうかご無理はなさらないでください🙇♀️もし、番外編が息抜きとなるようでしたらぜひ楽しみにしております😭🩷🩷 (3月27日 0時) (レス) id: 788e941d21 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - レムさん» ただ如何せん本編の更新が滞り気味なので難しいかな、と断念してまして😭でもいい機会なので、執筆に行き詰った時の息抜きにでも書いてみようと思います! 遅筆極めまくってる鈍行作者なので、いつ頃公開できるかは未定なのですが…、、ちょっと色々考えてみますね！ (3月25日 23時) (レス) id: 21af35fe59 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - レムさん» レム様の温かい応援いつも大変励みになっております、本当にありがとうございます✨ ば、番外編…!!実は一度考えたことあったんですよね…。原作に沿って書いてると凛ちゃん出てこない場面も全然あるし、絡まないキャラとか出てくるし…💦 (3月25日 23時) (レス) id: 21af35fe59 (このIDを非表示/違反報告)
レム(プロフ) - 椿さん» もし差し支えなければなのですが、番外編のような小話で凛ちゃんとの絡みや愛され男主くんが見れたら嬉しいなと思い、ご検討いただければ幸いです😭🙇♀️椿さんの書かれる凛ちゃんからの激重感情、最高です（ ; ; ）♡大好物です…！ (3月25日 16時) (レス) id: 788e941d21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2024年2月2日 7時
