11-4 ページ40
「さっさと終わらせるぞ。こんなんマジ時間のムダだから」
衝撃的なゴールに一同唖然とする中。ボールを回収しながら凛は淡々とそう告げると、その視線をAへと向ける。
「悪かったな、A。つまんなかったろ」
大方、相手の出方を見たいという凛の考えを読んでのことだろう。Aがあえて蜂楽の突破を許した事に、凛は気付いていた。
相手側の力量を把握する為に1点与えてみたが、それすら必要なかったな…と、凛は内心で舌打ちを零す。
『だから、オレの事はいいって』
潔たちの1ゴールを見て、これはAを�牾擇靴泙擦覘瓩匹海蹐任呂覆い抜兇犬燭里世蹐Α�それに関しては「大丈夫だ」と最初に告げてあったのにも関わらずそんなことを言う凛に、Aは肩を竦めて見せる。
『それに、相手もいい連携してたよ？』
「でも楽しくはねぇんだろ？」
『凛に感じたゾクゾク感は……まあ、今んとこ無いかな』
「あってたまるかよ」
そう言って、凛は鼻先で笑う。
「……、」
目の前でポンポンと繰り広げられる会話に、潔は顔をしかめていた。
最初こそ、凛に「時間のムダだ」とばっさり断言された事でしばらく呆気に取られてしまったが、カチンとくるのは当然で。
「待てコラ。楽しくないとか時間のムダとか……
そこまで言われる筋合いはないと抗議するが───しかし、潔の言葉が凛に刺さった様子はない。
『�猝喚瓠帖弔�』
「…何だよ」
『ん−ん、別に』
本当に小さく、ぽつり…と呟いたAに潔が反応するが、しかしAはそれ以上何も言うことはなかった。
……ただ一瞬、彼のアイスブルーの瞳が酷く温度を失くしたような気がして、潔は僅かに息をのむ。
「…夢？ そんな平和ボケしたぬるい
一方で、潔の言葉を聞いた凛はきっぱりとそう断じた。
凛にとって、サッカーで負けるという
「殺し合いなんだよ。俺にとってサッカーは」
Aのサッカーに魅せられて、Aとサッカーをするのが�牾擇靴き瓩抜兇犬燭里六�実。だがそれはあくまでA個人に対する特例であって、凛の信念は変わってはいなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1482人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
椿(プロフ) - 乃愛さん» うわぁぁ…!!コメントのお返事を書いたのですが、送れていなかったのに今気づきました…っ!!申し訳ないです😭💦 書きやすいキャラは口調の特徴とかが掴みやすかったりもしますよね(*´ω｀)すらすら書けるキャラとそうでないキャラの差が…笑 (2023年4月5日 0時) (
レス) id: e70c88c645 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 椿さん» そうですよね！私の場合全員推しなのでその中でも書きやすい人を書いてます() (2023年3月28日 7時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 乃愛さん» やっぱりそうなってしまいますよね…😅キャラによる書きやすさとかもあるんですけど、あとはもう推しかどうか……🥰笑 (2023年3月28日 2時) (レス) id: e70c88c645 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 椿さん» わかります！私も夢小説書いてるんですがなんか同じ人ばっかりだしてます😅 (2023年3月21日 8時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - ぺんぺんさん» コメントありがとうございます!わぁぁ…そう言っていただけて嬉しいです🙏✨ 最近忙しくて更新が滞ってしまっていますが、今後もニヤついてもらえるようなお話をお届け出来るよう頑張ります！💕 (2023年3月21日 1時) (レス) id: e70c88c645 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：椿 | 作成日時：2023年1月13日 7時
