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凛も背が高いけど、蟻生はそれ以上だ。オレだって低い方じゃないけど……蟻生と並ぶと感覚バグるな。
聞けば、195cmもあるらしい。そんな蟻生はじっとオレの事を見下ろしていたかと思えば──、
「しかし、本当に美しいな……」
恍惚とした表情でそう呟くと。腰を屈めて、鼻先がくっつきそうなくらいの至近距離からオレの顔を覗き込んでくる。
「Aはハーフか？」
『そーだよ。ドイツとの半分こ』
「ふ…っ、さらにオシャポイントを加算してくるとは……お前、やるな」
(……いや、何が？)
いまいち彼の言う�爛�シャ�瓩隆霆爐�分からなくて首を傾げていれば、「ッ、隙の無いオシャな上目遣い…！！」と、胸元を抑えて何やら呻いていて。
「……さっさと進むぞ」
最早エンドレスにも思えていたオレと蟻生のそんなやり取りは、オレの腕を引いて自分の後ろに下がらせた凛によって、強制的に終了した。
2ndステージは、チームを組めた者から3rdステージへと上がれるらしい。
『ってことで蟻生、オレ達と組まない？』
凛が何か言いたげだったのを無視して蟻生を誘う。すると、効果音が付きそうなスタイリッシュさで髪をかき上げた彼は、こっちの提案に一も二もなく頷いていて。
「俺はオシャに従順なんだ。お前から溢れ出るオシャ、これから近くで存分に堪能させてもらうぞ」
相変わらずよく分からないことを言う蟻生は、オレの顎を人差し指でクイ…と持ち上げると、挑戦的な笑みを浮かべて見せる。
「──オイ、」
すると、今度は隣からえらく不機嫌な低音が聞こえてきて。
「お前の実力がどんなもんか知らねーが、俺らの足引っ張る真似はするなよオシャ野郎」
蟻生の手をパシッと振り払って、不快感MAXな表情で彼を睨み上げている凛。
「お前の顔面もオシャなのは認めるが、随分と偉そうだな下まつげ」
それに対し、髪を人差し指にくるくると巻き付けながら、蟻生も冷めきった目で凛を見下ろしていて。
さらに凛に至っては、冴の事を話していた時と同じくらい殺伐とした雰囲気を纏いつつある。……始まる前から不安しかない。
『……先行ってていい？』
睨み合いを続ける二人にそう声をかけてゲートに向かって歩き出せば、双方一時休戦とばかりに視線を外すと、無言のままついてくる。
(……空気が、重い。)
不穏な空気に思わず苦笑いを浮かべつつ。スリーマンセルを組んだオレ達は、3rdステージへと進んだのだった──。
第十話 - �犒萓鏐膂姚瓣�←第九話 - �爛好蝓璽泪鵐札覘�
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椿(プロフ) - 乃愛さん» うわぁぁ…!!コメントのお返事を書いたのですが、送れていなかったのに今気づきました…っ!!申し訳ないです😭💦 書きやすいキャラは口調の特徴とかが掴みやすかったりもしますよね(*´ω｀)すらすら書けるキャラとそうでないキャラの差が…笑 (2023年4月5日 0時) (
レス) id: e70c88c645 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 椿さん» そうですよね！私の場合全員推しなのでその中でも書きやすい人を書いてます() (2023年3月28日 7時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 乃愛さん» やっぱりそうなってしまいますよね…😅キャラによる書きやすさとかもあるんですけど、あとはもう推しかどうか……🥰笑 (2023年3月28日 2時) (レス) id: e70c88c645 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 椿さん» わかります！私も夢小説書いてるんですがなんか同じ人ばっかりだしてます😅 (2023年3月21日 8時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - ぺんぺんさん» コメントありがとうございます!わぁぁ…そう言っていただけて嬉しいです🙏✨ 最近忙しくて更新が滞ってしまっていますが、今後もニヤついてもらえるようなお話をお届け出来るよう頑張ります！💕 (2023年3月21日 1時) (レス) id: e70c88c645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2023年1月13日 7時
