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『個人戦かー。ずっと一緒に居たから寂しくなっちゃうねぇ』
緊張に包まれる場内には場違いなほど、柔らかく甘さを含んだ声が響く。Aの言葉に、凛は面白くなさげに舌打ちを零した。
『脱落しないでよ？』
悪戯っぽく微笑むAに、眉根を寄せた凛はAの腕を掴んで自身の傍へと引き寄せる。
「…誰に言ってる」
『ふふ、冗談だよ。全然心配してない』
拗ねない、拗ねない…と言いながら、「跡になっちゃうよ」と、Aは凛の眉間の皺を伸ばすように指先で触れる。相変わらず緊張感の無い彼の様子に、凛は小さく溜め息を吐きながら腕を離した。
『先に行って待ってるから』
──��
茶目っ気たっぷりにウィンクしたAが、足取り軽くゲートを進む。
在透 A
モニターに表示された名前と、デフォルメされたAの顔。眠そうなその表情が彼の特徴をよく捉えているな、と。凛はほんの僅か、ふ…と目元を緩める。
しかし次の瞬間にはいつも通りの仏頂面に戻ると、惚けたままの周囲をギロリと見渡していて。
「開けろ。準備運動は終わりだ」
つま先でトン…と床を叩きながらそう言うと、二次選考へと続くゲートを進んだ。
「「糸師！？」」
モニターに表示されたその名に、動揺が広がる。
「糸師って、新世代
「いや、それは糸師冴だろ」
五十嵐栗夢の言葉を、今村遊大がすかさず訂正していた。
「在透Aに、糸師凛…。あんなヤベェのが、まだウヨウヨいんのかよ……二次選考……」
冷や汗を浮かべた五十嵐の言葉に、彼と同じチームで戦ってきた千切豹馬と、國神錬介も表情を硬くする。
そんな中、彼らを鼓舞するように声を掛けたのは、一次選考においてチームZの中心と言っても過言ではない活躍を見せた潔世一だ。
「ヤベぇのは、俺らだって同じだろ」
彼のその言葉に、他の面々もここまでの試合で培ってきた経験を思い出して、徐々に表情を明るくしていく。
自分たちのどんなプレーが�爛筌个�った�瓩�、それぞれ口にしながら。
「俺たちはヤバい！ ��
「「────オォオオ！！」」
自信を取り戻した彼らは円陣を組んで、互いにそう誓い合った──。
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椿(プロフ) - 乃愛さん» うわぁぁ…!!コメントのお返事を書いたのですが、送れていなかったのに今気づきました…っ!!申し訳ないです😭💦 書きやすいキャラは口調の特徴とかが掴みやすかったりもしますよね(*´ω｀)すらすら書けるキャラとそうでないキャラの差が…笑 (2023年4月5日 0時) (
レス) id: e70c88c645 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 椿さん» そうですよね！私の場合全員推しなのでその中でも書きやすい人を書いてます() (2023年3月28日 7時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 乃愛さん» やっぱりそうなってしまいますよね…😅キャラによる書きやすさとかもあるんですけど、あとはもう推しかどうか……🥰笑 (2023年3月28日 2時) (レス) id: e70c88c645 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 椿さん» わかります！私も夢小説書いてるんですがなんか同じ人ばっかりだしてます😅 (2023年3月21日 8時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - ぺんぺんさん» コメントありがとうございます!わぁぁ…そう言っていただけて嬉しいです🙏✨ 最近忙しくて更新が滞ってしまっていますが、今後もニヤついてもらえるようなお話をお届け出来るよう頑張ります！💕 (2023年3月21日 1時) (レス) id: e70c88c645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2023年1月13日 7時
