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最後の最後でボールを当てられた青年は、しばしポカン…と立ち尽くしていたかと思えば──、
「こんな�爛�ニごっこ�瓩鰐軌嫐�だ」
「こんなのサッカーじゃない」
と、目を血走らせながら激高していて。そんな彼に対し絵心は淡々と、この部屋の仕組みと入寮テストの本質について語ってやる。
最後にAが蹴ったボールは、簡単に避けられるものだった。そして何よりボールを当てられた瞬間、時計はまだ1秒残っていたのだ。すぐ側で彼と同じように傍観していた誰かに当てることは十分可能だった。
≪在透Aと、糸師凛。トップランカー同士がぶつかっていれば自分は安全だと思い込んで油断していたお前のミスだ≫
──�犧埜紊�1秒まで戦えない人間を、俺は必要としない��
その言葉に、失格となった青年は茫然とした様子でその場に崩れ落ちた。
「ッ、なんで俺に当てたんだ。アイツで良かっただろ」
部屋を出ていく間際。険しい表情を浮かべた彼が指し示した先には、チームVの最下位である252位の姿があった。
それに対し、Aはきょとん…とした表情で一度瞬くと。
『ん−。別に、キミ達の誰でも良かったんだけど───…』
人差し指を口元に当てて小首を傾げながら、無邪気な子供のようにニッコリと微笑んで。
『……キミが残っても、楽しくならなさそうだから』
それだけ告げると、すっかり興味を失くしたように相手に背を向けた。向かう先に居たのは、こちらを鋭く睨みつけてくる糸師凛だ。
残り11人となったこの部屋の中で唯一Aの興味を惹くのは、好奇心を刺激するのは彼だけだった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
始終わけのわからない行動を取るAを、凛は未だ不機嫌そうな顔で睨みつけていた……のだが。近寄って来んなオーラを撒き散らす凛を何のその。
『ね、後で自主練付き合ってよ』
──�爐いい任靴隋���
そう言って凛の指に自分のそれを絡めると、Aはぐいっと顔を近づけて、とろり…と表情を緩めながら誘い掛けてくる。
ゲーム中の好戦的な表情はどこへやら。別人のようなA相手に、流石の凛も一瞬反応が遅れた。
「……、触んな」
距離感の近さにようやく気付いて。パシッと手を払いのけるものの、しかし相手の実力を認めてもいる凛は誘いを拒否することはしない。
『ふふっ。これからよろしくね、凛』
「……、」
それに気付いてか心底嬉しそうに微笑むAを前に、凛はらしくなく調子が狂うのを自覚した──。
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椿(プロフ) - 乃愛さん» うわぁぁ…!!コメントのお返事を書いたのですが、送れていなかったのに今気づきました…っ!!申し訳ないです😭💦 書きやすいキャラは口調の特徴とかが掴みやすかったりもしますよね(*´ω｀)すらすら書けるキャラとそうでないキャラの差が…笑 (2023年4月5日 0時) (
レス) id: e70c88c645 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 椿さん» そうですよね！私の場合全員推しなのでその中でも書きやすい人を書いてます() (2023年3月28日 7時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 乃愛さん» やっぱりそうなってしまいますよね…😅キャラによる書きやすさとかもあるんですけど、あとはもう推しかどうか……🥰笑 (2023年3月28日 2時) (レス) id: e70c88c645 (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 椿さん» わかります！私も夢小説書いてるんですがなんか同じ人ばっかりだしてます😅 (2023年3月21日 8時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - ぺんぺんさん» コメントありがとうございます!わぁぁ…そう言っていただけて嬉しいです🙏✨ 最近忙しくて更新が滞ってしまっていますが、今後もニヤついてもらえるようなお話をお届け出来るよう頑張ります！💕 (2023年3月21日 1時) (レス) id: e70c88c645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2023年1月13日 7時
