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プロローグ ページ1
その日はあちこちの電車が遅延してしまうような、
そんな…強い土砂降りの日で、
傘をさしても両肩は濡れていた。
道行く人には目もくれず、今日も仕事へと向かう。
そんな、なんてことない日に出会った彼女。
傘もささずに、壊れたヒール片手に歩く姿に
通り過ぎる人は皆、哀れみの目を向けた。
良くある光景と言えばそうかもしれない。
でも、何故か分からないけど、俺は手を差し伸べていた。
光のない瞳にたまっている涙は
止まることを知らないかのように静かに流れ続けていた。
人間は柔らかい所を突かれると弱い。
「俺のとこおいでよ、」
彼女は小さく頷いた。
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シゲちゃんLOVE - めちゃめちゃこれ好きです! (2018年11月28日 20時) (レス) id: 9301eaf453 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水泡ちゃん | 作成日時:2018年9月18日 21時