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その水は川を流れ ページ4

弟「視界ははっきり捉えていた。だけど思っていることとは全く違うように喋るし、体も言うことを聞かない。



そのうち記憶が薄れて、気がついたら兄者に頭を蹴られてた。」




兄「痛みとか疲れとかは感じないのか?」



弟「身体が言うことを・・・うおっ!




兄者、しゃがんで!!」


兄「っ!ナイスオペ!




離れるぞ!」



弟「オッケー!」





兄者が弟者に聞いて情報取集をしようとするがAが襲ってきて2人がいると危ないと判断し、一度距離を置く。





兄「っ!殴るわけにもいかねーし・・・」




攻撃の矛先は兄者に向き、先ほどの弟者の対戦で疲れ気味の体にムチを打つ




兄者を見るAの目つきはとても真剣だった。最初の頃に見た余裕の目はどこにも感じられなかった。





自分を見るその目に憎しみが込められており、とても話しを聞いてくれそうもなく、いつもの彼女ではないことに少しの違和感を覚えつつ攻撃を避けていく。




兄「おい、A!

聞こえるか!こっちに戻ってこい!」





『・・・・・・・・』





Aはじっと兄者をみつめる。



その時一瞬目がほのかに青みがかったように見えたが、気のせいだと思い込む。






兄「A、戻ってこい。俺たちの元に。」






『私は・・・・・・・・








いらない!!』






再び兄者に斬りかかる。




いつも使っているであろう日本刀を片手に器用に振り回しまずは兄者からという勢いで向かっていく。





兄「っ!!」



弟「兄者!!」




兄「来るな!!」





兄者の左腕を斬り、それでもなお平然と彼と向き合って真っ直ぐに見ている。




軽蔑しているかのように。






お「!!!!」



弟「おついちさん、どうしたの?」



お「いや、気づけば身体の痛みも疲れもない・・・。」




そういって彼が右手を見ると、中指に付けている指輪の緑色の宝石が光ったり消えたりしている。




お「Aちゃんの意識がまだ残ってるんだ。



弟者くん、それはAちゃんの意思だ。


お前を回復する。こっちにきて。」



弟「俺より、兄者の方が・・・・」



お「まずは俺たち2人が回復しきらないと兄者君が心配するから。」




弟「・・・・・・・わかった。」

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影夜(プロフ) - 沙月さん» ありがとうございます!!亀スピードで更新ですが気長にお待ちいただけると嬉しいです(>人<;) (2020年8月29日 18時) (レス) id: 04919ef3cb (このIDを非表示/違反報告)
沙月 - 次のお話楽しみにして待ってます!更新頑張ってください! (2020年8月29日 8時) (レス) id: 8efc098497 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:影夜 | 作成日時:2020年7月23日 19時

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