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この対決は弟者が兄者の方を狙っているため、おついちは時折兄者の補佐になっている




Aはただただ上から見ることしかできなかった。




互いにギリギリのところで避けたり、相手の不意打ちを止めたりしてさすが兄弟という言葉しか出てこなかった。

そんなことを言ってる場合ではないけれど・・・





兄「おついち!弟者がもしそっちに行ったら俺のところに来い!なんとしても弟者の意識を俺に向けろ!」


乙「了解!」




『!兄者、左前に逃げて!!』





兄者の背後に弟者が立っており、バールのようなものを上に上げていた。


兄者に向かって下ろした時とその後の余韻を含め安全な方向へと誘導する



兄「っっ!A、サンキュー!』




兄者はだんだんと動きが鈍くなってきているが弟者は最初と動きのスピードが変わらない


そろそろ兄者の体力の回復に向かわないとと思っている矢先、真後ろで声が聞こえた。




「あんたも行くんだよ。」



振り返ろうとしたが誰かに後ろを押され遥か下へと落ちていく。



横目で確認しようとしたが、黒い影しか見えなかった。






Aが落ちる瞬間をおついちは見ていた。



乙「Aちゃん!」







おつちいはAを受け止めるべく落下地点へと走る


乙「っと・・・」



なんとかAを受け止め、一安心した。









乙「!!!!!」




が、Aはおついちを見るなり攻撃をしかける。



乙「Aちゃん!?」


『信じない・・・誰も・・・』





その様子を遠くから弟者の攻撃を避けながら兄者が見ている。




兄「おついち!どうした!」



乙「多分、Aちゃんも同じようになってる!」



兄「おいおい・・・嘘だろ・・・」





兄者は弟者の勢いを利用して地面に叩きつけ、腕を後ろに縛りあげる。



弟「っ!」




兄「いいかげん目を覚ませ!愚弟が!」



弟者が痛みで隙を見せた際に腕を解き、頭に一蹴りいれる。



弟「ぐっ!!」



弟者は軽く吹き飛んだ。


頭を抱えながら兄者を見て不思議そうな顔をするとニヤリとして



弟「ナイス一撃だぜ。サンキュー兄者」



兄「おせぇよ。バーカ。




問題はそっちだ。」




そいう兄者の目線の先にはAとおついちが戦っていた。





彼女は目に闇を映しながら俯いている



その姿はまるで過去のAと同じ姿だった。






ーーーーーーーー



「バカな子」

・→←雲が尽きるまで



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影夜(プロフ) - 沙月さん» ありがとうございます!!亀スピードで更新ですが気長にお待ちいただけると嬉しいです(>人<;) (2020年8月29日 18時) (レス) id: 04919ef3cb (このIDを非表示/違反報告)
沙月 - 次のお話楽しみにして待ってます!更新頑張ってください! (2020年8月29日 8時) (レス) id: 8efc098497 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:影夜 | 作成日時:2020年7月23日 19時

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