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雲が尽きるまで ページ1

Aは再度心に誓い、目的のために一歩踏み出した。






ーーー今度は迷わないーーー








彼らは長い階段を駈け上がり、大広間に出た




そこには









兄「弟者・・・・・・」




弟者がこちらを向いて座っていた。




「やはり君たちなら助けにくると思ったよ。」




姿と声は弟者でも意識は違う


兄「A・・・」


『大丈夫。彼の意識はまだある。
洗脳されているだけ。』



「さて、そろそろお遊びを始めようか」


乙「ふざけるな。さっさと弟者を返せ」


「まぁまぁ。そう焦らずに。









楽しませてくれよ」






そう言うと、彼の体がドサリと床に倒れた






『!!!!

意識が・・・・・・切れた・・・・・・』



兄「何!?」


乙「マジかよ・・・」




数秒後、彼がムクリと起き上がる



『弟者・・・?』



Aが呼びかけると彼はこちらを睨み、銃を構える




兄「!!!」


兄者が言葉を発する前に体が動いた。








パァン







兄「っぶねー。怪我は?」


『大丈夫。ありがとう。』



先程彼女がいたところの数メートル先に銃痕がある


彼の目つきはメンバーを見る目ではなく、見知らぬ敵を一点集中して仕留める時の本気の目つきだ。




その後もあまり間を作らずにすぐに2人のところに銃を向ける。


それに気づいた2人はそれぞれ別の方向へと逃げる。




乙「弟者くん!どうしたんだ!」



おついちが声を掛けると弟者はおついちめがけて真っ直ぐに向かってくるが、途中でフッと見えなくなる。



乙「!!」


直感で危ないと思ったおついちは瞬時にその場でしゃがむ。



彼の頭上でかすかに風を感じた。
0.数秒遅かったら帰らぬ人となるところだった




兄「ソイツから離れろ!おついち!」



兄者の指示通りおついちはその場から離れ、3人まとまるようにして弟者と正面を向く。


兄「戦闘方法は弟者と一緒だ。おそらく間合いも。」


乙「敵に回すと厄介とはこういうことを言うのね。」


『私、まだ弟者の戦闘方法とかよく知らないんだけど・・・』


兄「いや、お前なら避けられる。だけど今回ばかりは奴には近づくな。一歩間違えれば大惨事だ。ここは俺らでやろう。」

乙「了解」





Aは近くにある柱を駆け上り天井にある鉄骨の影に隠れた


弟者はAの居場所には興味がないようだ。



兄者が弟者に向かって走り出すと同時に弟者も兄者に向かって走り出す。







兄弟の対決だ

・→



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影夜(プロフ) - 沙月さん» ありがとうございます!!亀スピードで更新ですが気長にお待ちいただけると嬉しいです(>人<;) (2020年8月29日 18時) (レス) id: 04919ef3cb (このIDを非表示/違反報告)
沙月 - 次のお話楽しみにして待ってます!更新頑張ってください! (2020年8月29日 8時) (レス) id: 8efc098497 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:影夜 | 作成日時:2020年7月23日 19時

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