· ページ17
⠀ ⠀ ⠀
次の日
チャイムが鳴ってから騒がしく入ってきたふたり
これがやっぱり 、なんかいいなあ って
気持ちより先に微笑んでいた
「 翔也くん 、おはよう ！ 」
木「 おはよ 、汐恩もおはよ 」
鶴「 翔也おは 」
木「 七瀬さん 、よかったね 」
「 ん ？ あ ！ うん ！ 本当に 、ありがとう 」
木「 僕はなんもしてないよ 、元通りになってよかった 」
「 初っ端こんなんだけどね ... 」
木「 まあふたりは遅刻してくるので印象着いちゃったよ 」
「 なにそれ 、やなんだけど ！ 」
昨日までの不安そうな表情とは一変
明るく楽しそうに笑っていた
授業中も 、ずっと
どうしても楽しそうな横顔が視界にはいってきて
「 すき 」 って一言を必死に飲み込む
だって七瀬さんが求めてるその言葉は
僕からのものじゃないから
「 でね 、汐恩がね 」
木「 うん 」
今 、七瀬さんが話してるのは
聞きたくもない汐恩の話なのに
それでも聞き続けているのは
七瀬さんと話せなくなるよりずっとマシだから
「 あ ！ 汐恩委員会終わったって ！ 」
木「 じゃあ僕ももう帰ろうかな 」
「 一緒に待っててくれてありがとう 、翔也くん 」
木「 全然いいんだよ 、また汐恩の話聞かせて ？ 」
「 うん ！ 」
汐恩と玄関で待ち合わせして
そのときに汐恩が僕に小さな声でこう言った
鶴「 翔也 、Aのこと好きなん ？ 」
って 。
そんな怖い顔しなくても大丈夫だよ 、汐恩
ちゃんと汐恩の恋を応援するから
しっかり背中押すから
木「 ううん 、好きじゃないよ 」
大切な親友に 、
大事な自分の気持ちをうそついた
「 また来週ね 、翔也くん ！ 」
鶴「 月曜サボんなよ 」
木「 それこっちのセリフね 、またね 」
ふたりと別れて 、スマホの画面を見る
電源をつけずに
僕は 、汐恩の話じゃなくて
七瀬さんのために切った髪の毛に気付いてほしかったな
⠀ ⠀ ⠀
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←·
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 611人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「JO1」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彗(プロフ) - ちーさん» コメントありがとうございます (ᐡᴗ ᴗᐡ) そうです ！！ あんまり関連付けれていなかったので無理矢理歌詞引っ張ってきて押し込んだり無茶苦茶なのですが 、気付いて頂けてとっってもうれしいです .. ᐢ > < ᐢ ♡ (2022年6月27日 23時) (
レス) id: 33c9f73740 (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - 来未さん» コメントありがとうございます (ᐡᴗ ᴗᐡ) すごくうれしいです .. (T-T) ありがとうございます 𓂃 ♡ コメ主様のお気持ちも含めて素敵な展開になるようにがんばって仕上げます ♩！！ (2022年6月27日 23時) (レス) id: 33c9f73740 (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - これってもしかして、backnumberの幸せを参考にされてますか？大好きな曲なので思わずコメントしてしまいました！ (2022年6月27日 14時) (レス) @page17 id: 69054763ba (このIDを非表示/違反報告)
来未(プロフ) - 切なすぎて苦しくなります！それでもリアルな恋愛っぽくて夢中になって読んでました。この翔也の優しさがどうか2人に最後伝わりますように。 (2022年6月27日 0時) (レス) @page17 id: 9e8586e58e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彗 | 作成日時：2022年6月3日 12時
