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そこから特に進展もなく
ただわたしだけが一方的に一成くんのことを好きなまま
学祭は当日を迎えた
「 一成くん 、呼び出しかかってる 」
豆「 当日まで仕事って .. 俺来年絶対これやんないわ 」
「 こんなに忙しかったんだね 」
休む間もなく 、
放送ではずっと呼び出されていて
学祭のほとんど一成くんと回ってるも同然だった
「 わ 、ごめんなさい ！ 」
豆「 A 、大丈夫 ？ 」
「 人がめっちゃ 、多いね 」
豆「 埋もれちゃうね 、A 」
「 そんな 、埋もれないから 」
人気の出し物の階は混んでいて
廊下をすり抜けるのでも精一杯
それを急かすように放送で何度も名前を呼ばれる
豆「 そんな呼ばなくていいのにねえ 」
「 ごめんね 、先行ってて大丈夫だよ 」
豆「 ええ ？ .. あ 、よし 、A ！ 走るよ 」
「 え ？ ... ちょ 、一成くん 」
一成くんに ぐ って手首を引っ張られて
人混みを一成くんがかき分けていく
どくどく って心臓の音が早くなって
いつの間にか人混みなんて気にならなくなって
ただ繋がれた手を眺めていた
豆「 いきなりごめん 、急かされたから ！ 」
「 いや .. ぜんぜん 、大丈夫 .. 」
確実に火照った頬
「 ごめん 、速かった ？ 」 って顔を覗きこまれたら
ぶわ って 、全身が熱くなった
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彗(プロフ) - 緋奈さん» ありがとうございます (T-T) 新作も出しているのでぜひ見てみてください ♩♡ (2022年6月7日 23時) (
レス) id: 33c9f73740 (このIDを非表示/違反報告)
緋奈(プロフ) - この話めちゃくちゃ好きで毎日楽しみにしてました！❤︎" (2022年5月31日 21時) (レス) @page44 id: 2400ce7d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗 | 作成日時：2022年4月27日 20時
