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ふと時計を見ると
終電の20分前になっていた
川「 .. あ 、まってAちゃん終電大丈夫 ？ 」
「 わすれてた .. もう行かなきゃ 、ごめん 〜 」
川「 ちょっと盛り上がりすぎたね 、あっちの駅 ？ 」
何も言わずに隣を歩く
ナチュラルに送ってくれるところにも少し胸の高鳴りを感じて
景瑚がいるのにひどい女
そう罪悪感やモヤモヤもあるけど
拓実くんといる時間が今は何より楽しかった
川「 ここでいい ？ もうそろそろ来るかな ？ 」
「 うん 、ありがとう ！ 拓実くんこっちなの ？ 家 」
川「 ん ？ そうそう 、向こうやからさ 〜 」
「 そうなんだ ！ 送ってくれてありがとうね 」
川「 ぜんぜん 、帰り道どうせこっちやしAちゃんといたかったからさ 」
景瑚の最近の冷たさに
心が空っぽになって 、乙女心がカラカラに枯れていたわたしにとって
愛情なのか友情なのかすらわからない
そんな言葉がわたしの心に しゅん と染み込んだ
「 ありがとう 、たのしかった ！ 」
川「 こちらこそ 、じゃあ 、気をつけてね 」
と手を振った拓実くん
もう一度振り向くとまた来た道を戻って行った
本当はお店のすぐ近くだったのに
ここまで送ってくれたのかな
なんて自意識過剰に考えては
きゅ 〜〜 と胸が苦しくなる
川〈 今日は遅くまでありがとう 〉
川〈 今度予定あえば会わない ？ 〉
そんな誘い
景瑚がいるんだし断らないといけないのに
付け加えて送られてきた
川〈 次はふたりで 〉
飢えていた気持ちは正直で
気付けば返信を送っていた
〈 うん 、わたしも今度どこかいきたい 〉
ほいほい とついて行って
もし仮にこれで拓実くんに彼女がいたらどうするんだろう
そんな筈ないかな ..
逆にわたしは
『 Aちゃんって彼氏いるん ？ 』
って聞かれたら
なんて答えるんだろう
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〈 宣伝 〉
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@ xjimu_sui
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彗(プロフ) - 緋奈さん» ありがとうございます (T-T) 新作も出しているのでぜひ見てみてください ♩♡ (2022年6月7日 23時) (
レス) id: 33c9f73740 (このIDを非表示/違反報告)
緋奈(プロフ) - この話めちゃくちゃ好きで毎日楽しみにしてました！❤︎" (2022年5月31日 21時) (レス) @page44 id: 2400ce7d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗 | 作成日時：2022年4月27日 20時
