· ページ31
Your side
「 俺にする ？ 」なんて
西くんの冗談に笑っちゃって
西「 おい ！ なんで笑うんだよ ！ 」
「 も 、冗談が過ぎるよ 、西くん 」
「 笑わせてくれてありがとね 」
一瞬不服そうに顔をしかめたけど
「 まあ .. 笑顔になったならいっか 」ってあの笑顔で笑った
楽しかった空気は一変
扉の開く音のする方を向くと
柾哉くんがわたしを見つめて
右手でわたしの腕を掴んだ
「 離さない 」って言われてる気持ちになって
また涙が溢れそうになる
「 なに ？ どうしたの 、希愛ちゃんは ？ 」
木「 Aに 、話がある 」
「 .. ここで話せないの ？ 」
木「 ふたりになりたい 」
「 .... わたしは 、やだよ 、柾哉くんといまふたり 」
木「 .. 洸人ごめん 、かりる 」
いま 、ふたりでいたら
きっともっと柾哉くんにひどいこと言っちゃうし
きっとまた 、わたしが傷つくだけ
柾哉くんってそんなに想像力なかったっけ ？
わたしが 、いまどんな気持ちなのか
少しくらい考えてよ
西「 .. あ 〜 柾哉 、ごめん 」
西「 いくら親友だからって 、無理矢理連れてこうとすんのはちがくね ？ 」
木「 洸人のおかげでやっとちゃんと気付けた 」
木「 希愛ともちゃんと話してきた 、だから .. 」
西「 だから 、」
西「 柾哉さあ 、ちょっと勝手だとおもうよ 、俺は 」
西「 Aの気持ち踏みにじって 、希愛ちゃんと上手く行って 」
西「 かと思ったら 、やっと気付けた って .. 」
西「 柾哉はもっと 、人の心わかってるやつだと思ってたよ 」
西くんの言ってること
すごく 、頷きたいくらい共感できるのに
西くんはきっと 、わたしと希愛ちゃんの話をしてるのに
西くんは 、庇ってくれて
守ってくれてるのに
西「 柾哉 、おまえ変わったな 」
どんどん緩まっていく柾哉くんの手の力
覇気のなくなった目
なぜか 、なんでだろうね
なんでこんなときまでわたし 、柾哉くんが大切なんだろう
「 西くん 、わたしのためだよね 、ありがとう 」
「 でも 、もうやめて 」
「 柾哉くんのこと 、傷つけないで欲しい 」
そう言って柾哉くんの腕を引いた
わたしきっといま
自信に満ち溢れてる
自分の気持ち
全部伝えるんだ
柾哉くんがどんな気持ちだったとしても
⠀
⠀
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 532人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「JO1」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彗(プロフ) - 緋奈さん» ありがとうございます (T-T) 新作も出しているのでぜひ見てみてください ♩♡ (2022年6月7日 23時) (
レス) id: 33c9f73740 (このIDを非表示/違反報告)
緋奈(プロフ) - この話めちゃくちゃ好きで毎日楽しみにしてました！❤︎" (2022年5月31日 21時) (レス) @page44 id: 2400ce7d36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彗 | 作成日時：2022年4月27日 20時
