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Masaya side
俺が希愛と付き合い初めて
Aがいた立ち位置に希愛がいるようになって
そりゃ 、ずっと好きだったし
付き合えて幸せで 、幸せすぎて
失ったものの大きさに気付いていなかった
「 もうわたし 、必要ないよね 」
そう言われて 、
頭を鈍器で殴られたような感覚だった
その後は何も声が出なくて 、
帰り道ぽっかり心に穴が空いたような気がして
その穴を夜風が吹き抜けていく感じがして
苦しいくらいに切なくて 、とんでもない虚無感を味わった
西「 柾哉 」
木「 ん ？ あ 、洸人 」
西「 お前 、あの子と付き合ったんだな 」
木「 うん 、洸人もいろいろ相談乗ってくれてありがとね 」
西「 いや 〜 俺は大したことしてねえけど 、Aちゃんがいろいろ頑張ってくれてたんじゃね ？ 」
木「 あ 〜 A ？ うん 、本当に感謝してるよ 」
そう笑って洸人のほうを向くと
俺が初めて見るような意地悪な顔をして
「 あのさ 」 と話し出した
西「 柾哉は希愛ちゃんが好きなんだろ ？ 」
木「 .. ？ うん 、じゃないと付き合わないでしょ 」
西「 じゃあさ 、」
西「 俺がAちゃんのこと好きって言ったら 、どうする ？ 」
なんだか 、全てを見透かすような目をして
思わず逸らした
「 応援できる ？ おれのこと 」 なんて追い打ちをかけるように質問してくる洸人
もう一度目を合わせれば
にこ って笑っていた
木「 そんなの 、応援するに決まってんじゃん 」
西「 へえ 、本気 ？ 」
木「 洸人も 、Aも大切な友達だからそこが上手くいってくれれば俺はうれしいよ 」
本心のつもりが 、
なぜか心臓が ぎゅう っと苦しかった
西「 そ 、じゃあ俺Aちゃんのとこ行ってくるわ 」
木「 え 、」
ひとりでいたAのところに行って
楽しそうに話しかける洸人
俺はあの時から気まずくて話せていないのに
洸人はなにも知らないからAとふつうに喋れて
なんでかなんて自分でも分からないけど
胸が痛くてふたりから目を背けた
その時 ブブ っと音を鳴らしたスマホ
画面を見てみると
西〈 あとから気付いて後悔しても知らないから 〉
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彗(プロフ) - 緋奈さん» ありがとうございます (T-T) 新作も出しているのでぜひ見てみてください ♩♡ (2022年6月7日 23時) (
レス) id: 33c9f73740 (このIDを非表示/違反報告)
緋奈(プロフ) - この話めちゃくちゃ好きで毎日楽しみにしてました！❤︎" (2022年5月31日 21時) (レス) @page44 id: 2400ce7d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗 | 作成日時：2022年4月27日 20時
