すべては愛のせい (ページ10)

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そうして着いたのはある遊園地

　
そして私とハニが付き合う前に

　
初めて二人で遊んだ、私にとって特別な場所

　

　
「なんでここ・・・覚えててくれたの？」

　

『そうだよ、いいから早く』

　

早口でそう言い歩いて行ってしまった

　
照れてる、ほんと素直じゃないな

　
でもこういうところが好きなんだろうな

　
私も急いでハニに追いつく

　

　
「疲れた・・・」

　

強引なハニに連れ回されて絶叫系に何回も乗らされてしまった

　
どっちが彼氏なのか分からなくなってくる・・・

　
もう日も落ちそうだ

　

　
『お前体力無さすぎだろ・・・笑笑』

　

嘲笑うレベルでニヤニヤしているのが憎たらしい

　

「はいはい、ジョンハン様とは違うんですよ・・・」

　

『ふてくされんなよ・・・じゃあ最後にあれ乗ろ』

　

ハニが指差したのはライトアップされた観覧車

　

　
「ハニ・・・前来たときと同じことしてるよ笑」

　

『そうだっけ笑』

　

前もこんな感じで観覧車に乗ることになって

　
そしてちょうど頂点でハニに告白された

　

　
ハニはまた私に何かを告白しようとしているのかな

　
楽しい時間もいつかは終わる、分かっていても

　
今だけは現実から目を背けたかった

　

　

　