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『Aさーん、お風呂上りましたー』


 

「おかえり笑 別に敬語じゃなくても良いのに・・・」


 

『Aさんの方が年上ですし、


 僕が気にするんで良いんですよ』


 

「そう・・・しっかりしてるのね」


 


 
ここで私のスマホが鳴り


 
取りに行くために立ち上がる


 
散々泣いて疲れていたのだろう


 
急に眩暈がして倒れそうになった


 


 
「あっ・・・」


 

危ないと思ったのもつかの間


 
ソクミンくんが抱きとめてくれた


 
安心感と共に湧いてはいけない感情が込み上げる


 


 
それはソクミンくんも同じだったようで


 
彼の瞳が私の瞳を強く捉える


 
それが始まりの合図だった


 


 
ベッドに押し倒され、キスを交わす


 

『・・・良いんですか?』


 

「わざわざ聞いてこなくて良いのに笑」


 

本当に優しい人だ


 


 


 

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作者名:しよん | 作成日時:2019年5月22日 23時

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