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そこに写っていた女は
私とハニの恋を一番に応援してくれて
とうとう恋人同士にしてくれた恩人であり
___私の実の姉だった
途端に空になった私の頭に
記憶の渦が流れ込む
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あれは大学二年生のとき
私の見た目と上辺しか見ていない男たちに
言い寄られていた時期
顔も人柄も良い人は何人も居たけど
人の内側を見れない人たちには興味が無かった
今でもよく覚えている
友達が体調不良で講義を休み
一人中庭のベンチでお昼を食べていたときだ
『ねえあんた、ユナの妹?』
そう私に話しかけてきたのは
大学内一のイケメンと評される
2コ上のユンジョンハン先輩
ユナというのは私の姉でジョンハン先輩の同級生
美人で優しくて頼もしい自慢の姉である
先輩の口調や態度がいつもと違うのは引っかかるが
正直心拍数が上がっていた
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作者名:しよん | 作成日時:2019年5月22日 23時