第8夜 ページ10
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アレン「ふー…」
過酷な1日はもう終わりを告げようとしていた。
アレンは疲れ果てた様子でベッドの横にドサッと体を下ろした。
アレン「……ティムキャンピーはどこ行ったのかな…」
そういえば、いつも傍にいるティムキャンピーがいない。忙しすぎて気付かなかった。
そんな事を考えながらふと顔を上げた。
すると、1枚の絵が飾られてあるのに気付き、ベッドによじ登る。
アレン「やっと…こかのまで来たよ マナ。やっとスタートラインだ」
アレンはイノセンスを宿した左手でそっとその絵に触れてみた。
絵には、十字架の描かれた棺桶を背負っているピエロのような人物が鎖に繋がれて歩き続けているのが描かれていた。
その絵を見て、アレンはふとマナに言われた言葉を思い出した。
アレン「 『立ち止まるな』『歩き続けろ』あんたがいつも言ってた言葉…」
宿命なんて関係ない。これは僕が自分の意志で選んだ道だ。
絵は、まるで自分を表しているではないかとアレンは思った。
アレン「誓うよ…何があっても立ち止まらない。命が尽きるまであるきつづけていく。」
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零斗 - とても面白かったです!これからも更新頑張って下さい! (2019年1月3日 18時) (レス) id: 300461bf22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんね | 作成日時:2017年2月1日 0時