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本当にきっかけなんてなく
気づいたら惹かれてたんだと思う。
サッカー部を見てた女の子。
たまたまベッキョナの知り合いだった。
ハナの友達でマネージャーを引き受けてくれた。
ただそれだけだった。
いつも一生懸命で。
みんなにニコニコしてて。
たまに難しい顔してサッカーの本を読んでて。
色々な表情をする可愛い子だと思った。
でも、その日は泣いていた。
ベッキョナと手を繋いで俺のことなんて見えてないみたいに下を向いてすれ違った。
中庭でベッキョナの胸に顔を埋めるのを見て
2人は付き合ってるんだって思った。
Aちゃんが倒れた時、ベッキョナと付き合ってるなら俺の出る幕じゃないのにそんな事を考えるより体が先に動いてた。
保健室で「マネージャーを続けてもいいか」と目を潤ませる顔を見て抱きしめたくなる衝動を抑え固く握った拳を開き髪を撫でた。
他の子なんて無理。
他の子なんてもう考えられない。
ルハナのいつもと違う様子に正直苛立った。
探りを入れて尋問するみたいな。
俺から言葉を引き出そうとしてるのがわかる。
そんな会話の中で聞いた
「ベクとAは付き合ってないよ」
でも俺の答えは変わらないよ。
さっき保健室に入ってきたベッキョナを見て確信したから。
ベッキョナはAちゃんが好き。
でもその後ルハナに聞いた話で少し気持ちが揺らいだ。
ジフンとヨンスの事。
あの時のルハナはハッキリとは言わなかったけどその内容はAちゃんが傷ついて、泣いて当然の言葉だった。
「好きなら…守ってあげなよ」
俺に出来ることがあるなら守ってあげたいと思った。
ベッキョナがAちゃんを好きだったとしても…
保健室に戻るとAちゃんの手を握るベッキョナがいた。
そしてAちゃんの言葉から感じるやんわりとした拒絶。
守りたいなんて俺は何を勘違いしてたんだろう。
今思えば…自販機で会った時も教室に行った時もベッキョナはいつもAちゃんの側にいた。
ベッキョナはAちゃんが好きで
Aちゃんもベッキョナを好きだったら
付き合っていなくたって2人は想い合っていて
俺の気持ちはただ邪魔なもの。
その夜、ベッキョナから連絡が来た。
ビョン・ベッキョン Aのことが心配なので明日の朝練習は休ませて下さい。
キム・ミンソクルハナにも伝えとくよ
キム・ミンソクAちゃんによろしく
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あや(プロフ) - りんさん。いつもありがとうございます。ベクちゃん傷つけてごめんね（ ; ; ） (2019年8月21日 2時) (
レス) id: 65d7bf85b9 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ミンソギ…ヒロインちゃんは、後悔するね、ベクちゃんキズついちゃうね…ふぅ（ ; ; ） (2019年8月21日 0時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ルーハンたらね、まあ彼女さんは、素敵なんだね、ミンソクさん、ヒロインちゃんにぶつかって欲しいな(^^) (2019年8月17日 20時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - アハ^_^ヒロインちゃん (2019年8月15日 9時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あや | 作者ホームページ：http://yasashiisenpai1
作成日時：2019年8月6日 15時
