18 ページ18
LH「お前だよチビ」
『チビじゃないです。キムAです』
LH「まぁいいや。で、何で濡れてんの？」
『…。洗濯してたら。水かかりました』
LH「だったら脱ぎゃいいじゃん」
『………。』
LH「あいつら関係あんの？」
ルハン先輩がクイっと顎で2人を示す。
『関係ないです』
LH「あっそ」
それだけ言うとグラウンドへと去っていった。
なんかルハン先輩って掴めないな。
「A〜頑張ってる？」ベク君が駆け寄ってきた。
『頑張ってるよ〜。どう？綺麗になった？』
洗ったユニフォームを広げて見せた。
BH「さすがA。でも頑張りすぎでしょ。
めちゃくちゃ水かかってんじゃん(笑)」
ベク君には言えない。
心配かけるだけだし…
『ちょっと捻ったつもりが勢いよくて』
BH「ドジー。俺のジャージ貸してあげる。
持ってくるから待ってて」
ベク君はすぐ横の部室に入りジャージを手に出てきた。
BH「中、誰もいなかったから着替えておいで。
俺ここで立ってるから」
『ありがと』
誰もいない部室にお邪魔しますと声をかけ
初めて入る部屋の中をキョロキョロと見渡す。
【キム・ミンソク】と書かれたロッカー。
ロッカーの下にはきっちり揃えて置かれた靴。
誰もいない部室で…私ストーカーみたい…(汗)
自分がとてもヤバイ奴な気がして慌てて着替える。
『でかい』
ドアを開けてベク君にダランとした袖を見せる。
BH「ぶっっっ。ジャージに着られてる」
『…。バカにしてる』
BH「してねぇよ。ぶふっっっ」
『……。』無言でベク君を睨む。
BH「濡れたの着てるよりマシじゃん。
それより、これあっち持ってくの？」
洗った洗濯のカゴをひょいと持ち上げる。
『いいよ！ベク君っ。大丈夫だから。
私の仕事だから自分でやらなきゃ』
BH「俺もあっち行くからついで」
『今日はベク君に助けてもらってばっかりだぁ。
ベク君そんなに優しかったらモテるでしょ？
何で彼女作らないの？』
BH「好きな子がいるから。
好きな子に俺の彼女になってほしいから」
持っていたカゴを置いたベク君と目が合う。
BH「優しくするのは好きだからだよ」
それだけ言って。
ーーーーー
BH「って言ったんだけどどう思う？」
CY「絶対伝わってないと思う」
BH「だよな〜」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 143人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あや(プロフ) - りんさん。いつもありがとうございます。ベクちゃん傷つけてごめんね（ ; ; ） (2019年8月21日 2時) (
レス) id: 65d7bf85b9 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ミンソギ…ヒロインちゃんは、後悔するね、ベクちゃんキズついちゃうね…ふぅ（ ; ; ） (2019年8月21日 0時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ルーハンたらね、まあ彼女さんは、素敵なんだね、ミンソクさん、ヒロインちゃんにぶつかって欲しいな(^^) (2019年8月17日 20時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - アハ^_^ヒロインちゃん (2019年8月15日 9時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あや | 作者ホームページ：http://yasashiisenpai1
作成日時：2019年8月6日 15時
