ふたりのはじまり ページ42
街頭の明かりを頼りに坂を下りていく
途中、犬を散歩してる人とすれ違ってピタリと足を止めた
いくらここが暗くて人がいなくても場所は公園。そんな場所で今までキスをしてたかと思うと恥ずかしすぎて顔を覆いたくなる
「Aちゃん？」
少し先を歩いていたミンソク君が不思議そうに振り返る
今の時間帯が夜でミンソク君の服が全身黒いからか顔と腕の白い肌がやけに映えて可笑しい
「なに笑ってんの」
『ふふ、ううん』
差し出された手を掴む。
そのすんなりとした流れに付き合ったんだと改めて実感した
ミンソク君があたしの彼氏
恥ずかしくて嬉しくてくすぐったい
数時間前まであんなことがあったはずなのに…
『ねぇミンソク君』
「んー？」
『ナリちゃんの事、きっと大丈夫だから』
「…」
『ナリちゃん…ちゃんと分かってる』
「…」
『だからあたしとナリちゃんの事気にしなくて大丈夫だよ？』
「でも、」
『これは2人でどうにかしなきゃいけない事だから』
「…大丈夫、なの？」
『うん』
「…分かった」
歩きながらミンソク君の横顔を盗み見るとあまり納得してないのか眉間にシワが寄ってるように見える
その表情さえも恋しくて愛おしい気持ちになってしまうあたしは完全にミンソク君にべた惚れみたい
「そんなに見ないで」
『あっ気付いた？』
「気付くって」
『へへっ』
「そうだ、お腹減った？」
『お腹…？』
ハッとして腕時計を見る。時刻は19時半過ぎ
普段ならご飯の時間だ、しかも今日はみんなと食べれる日
『あたしみんなに連絡してない！』
「あぁ大丈夫でしょ」
『なんでそんなの分かるの』
「うーん、なんとなく。家出る時イーシンとアイコンタクトしたから」
『え？』
「分かった〜って感じだった」
『なにそれ…』
「大丈夫だって。っでお腹空いた？」
『それが』
「ん？」
『胸がいっぱいで食べれなさそう』
「あははっ」
うっ、サラリと恥ずかしい台詞言ったかも。
手を繋いでいない右手でお腹を抱えるミンソク君の姿がさらに恥ずかしくさせる
『笑いすぎっ！』
「俺も」
『え？』
「俺も胸がいっぱい食べれない」
『一緒じゃん！』
「あはは、うん一緒！ならこのまま帰ろう」
『そうだね』
「帰ったらAちゃんの1番好きなコーヒー淹れてあげる」
『なんで、あっ！またジニオッパ！』
「あはははっ正解〜」
『本当お喋り！！』
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min(プロフ) - ▽まいたろさん コメントありがとうございます！悲しいまで言ってくれて…(;_;)幸せです またしうちゃんと出会えるよう妄想フル回転します！笑 (2015年8月8日 17時) (
レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - ▽めぐさん コメントありがとうございます！番外編、続編やっぱりあたしも書きたいです 笑 ぜひ更新した時はまた会いにきてやってください＼(^o^)／ (2015年8月8日 17時) (レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
まいたろ(プロフ) - 毎日更新楽しみにして読んでました…>_<… ストロベリーホームのしうちゃんが大好き過ぎて終わってしまったのが悲しいです〜！またどこかでストロベリーホームのしうちゃんと出会えるのを待ってます (2015年8月7日 23時) (レス) id: df7fbf0703 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - ストロベリーホームお疲れ様でした！毎回キュンキュンさしていただいてたのに初コメですみません。もう、ミンソクペンの私は毎回ワクドキして読ませていただきました！もし、番外編として続編があったらとっても嬉しいです！完結お疲れ様でした！ (2015年8月7日 22時) (レス) id: 36387df3c5 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - minさん» こちらこそ、毎回コメントして迷惑かけてなかったですかね？私もとても楽しかったです。新作も楽しみに待ってますね！素敵な癒やしをありがとございましたm(_ _;)m (2015年8月7日 19時) (レス) id: 9f516f8dbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：min | 作成日時：2015年7月2日 11時
