ずっと言いたかったこと ページ39
ミンソク君は本当、こうゆう場所をよく知ってる
あたしの職場付近は結構坂が多くて大変なのだけど、こうした景色の良い高台の公園があることを知らなかった
心地よい風が毛先を揺らして涙を乾かす
屋根が付いた木のベンチに腰掛けると高台から見える街の明かりに目を奪われた
「ちゃんと、一から話したい」
『…うん』
「あの子の事、ジニさんに聞いた」
『ジニオッパに…？』
「昨日仕事終わりに会って聞いたんだ。何があったのか」
『そっか…』
「確かに番号が書かれた手紙貰った。けど登録はもちろん、連絡もしてない」
『…』
「だから映画館に行くとかもない。あの子の嘘」
『…うん』
1度話を切ったミンソク君があたしを見ると驚いた顔をした
「血…」
『血？』
ミンソク君の指先が下唇に触れて思わず下唇を噛む
途端に最悪だ…と呟いたミンソク君は両手で顔を覆った
『ミンソク君？』
「ごめん、俺最低な事した…」
『え？』
「てっきりジニさんにされたって」
『なにを…』
「その下唇の血、Aちゃんがジニさんに送ってもらった時もあって…ジニさんにされたんだって勘違した」
『え？あっ、これは…強く噛みすぎて…』
「勝手に嫉妬して…」
『…』
その言葉に顔が熱くなる
ミンソク君が嫉妬…ジニオッパに、それは…
「ごめん…怖い思いさせて」
『ううん…それはもう…』
今のミンソク君を見れば反省してることがよく分かる。それだけでもう充分だ
「俺Aちゃんに謝らないといけないこと、まだあるんだ」
『え？』
「バーベキューの日のことも」
『あっあれは…』
思い出しただけでも恥ずかしくなる…
それに謝る事でもないのに。
「あれがきっかけでAちゃんを不安にさせたり悩ませたりしたでしょ？」
『…』
「俺も分かってたけど、なかなか話せなくて…ジニさんにも聞いたんだ」
『ジニオッパのお喋り…』
ムクれるあたしにミンソク君は手首に付いてる黒いブレスレットを触りながらフッと笑った
『それに話せなくしたのはあたしだよ』
「…」
『ミンソク君避けてたから…』
「うん、でも…そのきっかけは俺でしょ？」
『…』
「あの時から言いたかったんだけど」
『うん』
「…好きだからキスしたんだ」
真っ直ぐ目を逸らさずに言ったミンソク君に指先が震えて視界が一気に滲んで見えなくなった
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min(プロフ) - ▽まいたろさん コメントありがとうございます！悲しいまで言ってくれて…(;_;)幸せです またしうちゃんと出会えるよう妄想フル回転します！笑 (2015年8月8日 17時) (
レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - ▽めぐさん コメントありがとうございます！番外編、続編やっぱりあたしも書きたいです 笑 ぜひ更新した時はまた会いにきてやってください＼(^o^)／ (2015年8月8日 17時) (レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
まいたろ(プロフ) - 毎日更新楽しみにして読んでました…>_<… ストロベリーホームのしうちゃんが大好き過ぎて終わってしまったのが悲しいです〜！またどこかでストロベリーホームのしうちゃんと出会えるのを待ってます (2015年8月7日 23時) (レス) id: df7fbf0703 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - ストロベリーホームお疲れ様でした！毎回キュンキュンさしていただいてたのに初コメですみません。もう、ミンソクペンの私は毎回ワクドキして読ませていただきました！もし、番外編として続編があったらとっても嬉しいです！完結お疲れ様でした！ (2015年8月7日 22時) (レス) id: 36387df3c5 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - minさん» こちらこそ、毎回コメントして迷惑かけてなかったですかね？私もとても楽しかったです。新作も楽しみに待ってますね！素敵な癒やしをありがとございましたm(_ _;)m (2015年8月7日 19時) (レス) id: 9f516f8dbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：min | 作成日時：2015年7月2日 11時
