全部あなたが ページ37
後ろから近づいてくる足音が止まり、あっ…と息が漏れるような声が聞こえた
なんとも言えない雰囲気を切ったのは普段のミンソク君の声とは比べ物にならないくらい低い声
「話しがあるんだ。ここじゃあれだから、ちょっと来てくれない？」
「……はい」
『…』
正直逃げたしたかった。
2人が歩き出したのに一歩も足が動かないあたしをミンソク君の手が引っ張り、よろけるように歩き出す
チラリと確認するように見たナリちゃんに気まづさを感じる
お店から離れた細い道
人通りの少ないその場所は余りにも静かだ。
「…お久しぶりですねぇミンソクオッパ」
いつも通りの可愛い声
その声にミンソク君の眉間にシワが寄る
「君にそう呼ばれる程、仲良くないと思うんだけど」
『…』
「…」
「俺がなんで来たか分かるよね？」
「…」
「君とは連絡全くしてないし」
『えっ…』
「ましてや映画館なんて一緒に行かない」
「…」
「なんでそんな嘘ついた？」
頭の中が混乱する。
連絡してない？映画館行かない？…嘘？
「俺が連絡しないことに腹立てるなら分かる。でもAちゃんは関係ないんじゃない？」
『…』
「…関係、あります」
今まで黙っていたナリちゃんの言葉に顔をあげる
「なにが関係ある？」
「…Aさんは、あたしから…」
『…』
「全部奪ってく」
ミンソク君の言葉からまだ整理が付いてないのに再び頭が混乱する。
あたしナリちゃんからなんか奪った？そんな記憶1つもないのに…
「奪う？」
「…今回もそうミンソク、さんも」
「俺？」
「…Aさんはいつもあたしがいいなって思う人奪ってく」
『え？』
あたしの声にナリちゃんが睨む
思わず体を強張らせるとミンソク君がギュッと手に力を入れた
「全部、今まで友達になって職場に来てくれた人達みんな…毎回あたしに言うの、あの人紹介してとか名前なに？とか」
『…』
「テウン君もそうだった」
「あんな奴のどこがいいわけ？」
「…」
「アイツAちゃんに何しようとしてたか知ってんの？」
あの時を思い出してるのかミンソク君の顔は物凄く怒っている
「知ってますよ、ホテル連れ込まれそうになったんでしょ？」
「…」
「あたしに言ってきましたよ。あともう少しでやれたのにって」
「あの野郎…」
『…』
「いいなって思った人からそんな事言われるあたしの気持ち分かります！？」
「そんな事言う奴のなにがいいな、なんだよ！」
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min(プロフ) - ▽まいたろさん コメントありがとうございます！悲しいまで言ってくれて…(;_;)幸せです またしうちゃんと出会えるよう妄想フル回転します！笑 (2015年8月8日 17時) (
レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - ▽めぐさん コメントありがとうございます！番外編、続編やっぱりあたしも書きたいです 笑 ぜひ更新した時はまた会いにきてやってください＼(^o^)／ (2015年8月8日 17時) (レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
まいたろ(プロフ) - 毎日更新楽しみにして読んでました…>_<… ストロベリーホームのしうちゃんが大好き過ぎて終わってしまったのが悲しいです〜！またどこかでストロベリーホームのしうちゃんと出会えるのを待ってます (2015年8月7日 23時) (レス) id: df7fbf0703 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - ストロベリーホームお疲れ様でした！毎回キュンキュンさしていただいてたのに初コメですみません。もう、ミンソクペンの私は毎回ワクドキして読ませていただきました！もし、番外編として続編があったらとっても嬉しいです！完結お疲れ様でした！ (2015年8月7日 22時) (レス) id: 36387df3c5 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - minさん» こちらこそ、毎回コメントして迷惑かけてなかったですかね？私もとても楽しかったです。新作も楽しみに待ってますね！素敵な癒やしをありがとございましたm(_ _;)m (2015年8月7日 19時) (レス) id: 9f516f8dbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：min | 作成日時：2015年7月2日 11時
