君だけが好きなのに ページ31
「いらっしゃい」
笑顔で出迎えてくれたことに笑えず、目を伏せた自分はまだ子供なのだろうか
「入って」
「…お邪魔します」
「連絡くると思ってた」
「…」
お互い仕事終わりの夜22時
通された部屋は所々に木や花があって、白を基調とした部屋だった。
椅子に腰掛けテーブルの上にあった淡いオレンジの花をジッと見つめる
「ミンソク君、コーヒーがいいよね？」
「あっ…はい」
「ごめんね。インスタントだけど」
「いえ、大丈夫です」
コーヒーの匂いが心を落ち着かせる。
テーブルの上にカップが置かれゆっくり口をつけると突然笑ったジニさんに顔をあげ首を少し傾けた
「あ、ごめん。笑って」
「いえ…」
「Aちゃんが」
「…」
「ミンソク君の淹れるコーヒーが1番好きって言ってたから」
指先が微かに震えてカップに入ってるコーヒーが波紋をつくる
「一昨日のことが知りたいんだよね」
「はい…なにがあったのか」
「話す前に質問していいかな？」
「はい…？」
「ミンソク君はAちゃんの事好き？」
「えっ」
思ってもない質問に動揺したと同時に耳が熱くなる
ジニさんの表情はいつになく真剣で、はい。と答えるかすんだ声が情けなくて頬まで熱くなった
「そっか、良かった」
「…？」
「違ったら殴ろうと思ってたから」
「な、殴っ…」
「一昨日より前の話しだけど、Aちゃんに相談されたんだよ」
「…」
「Aちゃんは初め友達の話しって言ってて、でも最終的に俺がそれってAちゃんの話しだよね？って聞いたんだけど」
「はぁ」
「キスされたって」
ジニさんがニヤリと笑って、とうとう顔全体が赤くなる。ジワリと汗も出てきて被っていたキャップを1度取り前髪をかきあげ被り直した
「あー…いや、あの」
「凄く不安だったみたいだよ。男の人は好きな人じゃなくてもキスできるのか、たまたまそばにいたのが自分だっただけなんじゃないかとか」
「それは違っ！」
「大丈夫、ちゃんと言っといたよ。好きな人だからするんだって」
「…それを本当はずっとAちゃんに言いたかった
。でも…」
「うん」
「タイミングがなくて」
「うん、」
蘇った記憶
泣きながら言ったAちゃんの言葉
誰でもよかった、あたしじゃなくても…
あぁ…そうゆう意味だったんだ
そしてまだAちゃんはそう思ってる。
目を瞑ると泣き顔が浮かんで深いため息が出た
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min(プロフ) - ▽まいたろさん コメントありがとうございます！悲しいまで言ってくれて…(;_;)幸せです またしうちゃんと出会えるよう妄想フル回転します！笑 (2015年8月8日 17時) (
レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - ▽めぐさん コメントありがとうございます！番外編、続編やっぱりあたしも書きたいです 笑 ぜひ更新した時はまた会いにきてやってください＼(^o^)／ (2015年8月8日 17時) (レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
まいたろ(プロフ) - 毎日更新楽しみにして読んでました…>_<… ストロベリーホームのしうちゃんが大好き過ぎて終わってしまったのが悲しいです〜！またどこかでストロベリーホームのしうちゃんと出会えるのを待ってます (2015年8月7日 23時) (レス) id: df7fbf0703 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - ストロベリーホームお疲れ様でした！毎回キュンキュンさしていただいてたのに初コメですみません。もう、ミンソクペンの私は毎回ワクドキして読ませていただきました！もし、番外編として続編があったらとっても嬉しいです！完結お疲れ様でした！ (2015年8月7日 22時) (レス) id: 36387df3c5 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - minさん» こちらこそ、毎回コメントして迷惑かけてなかったですかね？私もとても楽しかったです。新作も楽しみに待ってますね！素敵な癒やしをありがとございましたm(_ _;)m (2015年8月7日 19時) (レス) id: 9f516f8dbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：min | 作成日時：2015年7月2日 11時
