あたしを癒す人 ページ29
体が怠い瞼が重い
何度寝返りをしたか分からない体をゆっくり起こす
『…はぁ』
オンニに言われるままお風呂に入って、その後オンニはずっとあたしのそばに居てくれた。
髪を乾かして心配して来てくれるみんなに優しく声を掛けて、あたしが眠るまで…
真っ暗な部屋の中浮かんでくるミンソク君の顔
そしてナリちゃんの言葉
掴まれた両手首の痛みが蘇る
正直怖かった。あんな表情も初めて見たし…あの時ミンソク君はなにを思ってたんだろう
眩しい光に目を細めながら携帯で時間を確認すると明け方5時。まだ外は暗い
床に投げ出された枕をそのままに1度ベッドに横になりシーツに顔を埋めるとベッドから出て目を冷やす為にリビングに向かった
『…あ』
リビングの明かりが点いてるのに気づいて躊躇する
恐る恐る覗くとイーシン君がソファーで本を読んでいた
その時、視線を感じたのかイーシン君が顔をあげてエクボを見せて優しく笑った
「ヌナ」
『…起きてたの？』
「うん、寝れなくて」
それはあたしのせい…？
『ごめ…』
「ヌナ目腫れてる」
イーシン君に言われて目を隠す。
酷い顔すぎて見られるのが恥ずかしい
「冷やした方がいいよ」
『…うん』
「氷持ってくるからヌナソファーに座ってて」
『あっいいよ、あたしが』
「僕がやりたいからさせて」
いつもおっとりとしたイーシン君の喋り方がピシャリと口から出かけた言葉を止める。
キッチンに行くイーシン君を見ながらゆっくりソファーに座るとそのまま横になった
机に置かれたイーシン君が読んでた本
いったいなにを読んでたんだろう…手を伸ばしてみたけど、こんな離れたとこから届くはずもなく力尽きてソファーに投げ出される
「ヌナ、仰向けに寝て」
『ありがとうイーシン君』
ヒヤリとした目元にイーシンくんの笑顔が消えた
「気持ちい？」
『うん』
「ヌナ寝れてないでしょ」
『…うん』
「僕そばにいるから寝ていいよ」
『…うん』
体の重みがソファーに吸収されて目元も冷たくて気持ちが良い。
なりよりイーシン君がそばにいる暖かさとゆっくりとした空気、声が気持ちを安心させる
まるでここだけ時間の流れが遅くなるみたい…
イーシン君はあたしにとっての癒しなんだ
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min(プロフ) - ▽まいたろさん コメントありがとうございます！悲しいまで言ってくれて…(;_;)幸せです またしうちゃんと出会えるよう妄想フル回転します！笑 (2015年8月8日 17時) (
レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - ▽めぐさん コメントありがとうございます！番外編、続編やっぱりあたしも書きたいです 笑 ぜひ更新した時はまた会いにきてやってください＼(^o^)／ (2015年8月8日 17時) (レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
まいたろ(プロフ) - 毎日更新楽しみにして読んでました…>_<… ストロベリーホームのしうちゃんが大好き過ぎて終わってしまったのが悲しいです〜！またどこかでストロベリーホームのしうちゃんと出会えるのを待ってます (2015年8月7日 23時) (レス) id: df7fbf0703 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - ストロベリーホームお疲れ様でした！毎回キュンキュンさしていただいてたのに初コメですみません。もう、ミンソクペンの私は毎回ワクドキして読ませていただきました！もし、番外編として続編があったらとっても嬉しいです！完結お疲れ様でした！ (2015年8月7日 22時) (レス) id: 36387df3c5 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - minさん» こちらこそ、毎回コメントして迷惑かけてなかったですかね？私もとても楽しかったです。新作も楽しみに待ってますね！素敵な癒やしをありがとございましたm(_ _;)m (2015年8月7日 19時) (レス) id: 9f516f8dbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：min | 作成日時：2015年7月2日 11時
