締め付けられた胸が熱い ページ28
ヨンジヌナの部屋のドアが開いて閉まる音が聞こえて顔を上げる
階段の途中、脱衣所に入る姿が見えて出てくるまで待った。未だに怒りはおさまらない
ドアが開いた瞬間目が腫れたAちゃんを見て戸惑った。今まで泣いてた？なんで…
そんな俺の気持ちも知らず、俺を避けて部屋に歩き出す姿を追う。
ついてこないで？笑わせるな、俺は話す為に着いて行くんだ…俺を見ないくせに
『…出てって』
「…」
『お願いだから、1人にして』
「なんで俺を見ないの？」
そっと肩に触れれば勢いよく振り払われAちゃんが持っていた鞄が床に落ちて中身が散らばった
グッと奥歯を噛み締め無理矢理両手で顔を包み込んで目を合わせれば、怯えたような目と合う
『離して…！』
再び勢いよく払われた両手。
その拍子にバランスを崩したAちゃんがベッドに崩れ落ちる。パンツとシャツの間から見えた白い肌に息をのむと直ぐさまAちゃんに跨り両手で顔を包み込んだ。
「俺を見ろ！」
『やだっ離して！』
その時下唇の赤い血に気づいた
朝はこんなのなかった…なんだよ、これ
浮かんだ顔に眉間に皺を寄せる。ジニさんとしたのか？あのみんなが心配してた時に？
嫉妬で気が狂うってこうゆうことを言うんだろうか
早くキスがしたい
俺でいっぱいにしたい
めちゃくちゃにしたいって、そう思った
足をバタつかせ小さな両手が体を押す
そんな力じゃ無意味なのに。右手で両手首を掴んで押さえ付けようとした時、左手に涙がこぼれ落ちた
『っ誰でもよかった…？』
「え…」
『あたしじゃなくても…っ』
目に涙を溜めたAちゃんの言葉に今まで怒りと嫉妬に燃えていた気持ちが一瞬冷静さを取り戻す
『…っあたしがそこにいたから…っ』
「なに、どうゆう意味…」
『あたしじゃなくて、もっ…うっ、』
意味が分からない。なにを言って…
誰でも？そこにいた？あたしが？あたしじゃなくても？
その時騒ぎに気づいたのかドアが開く音と俺を呼ぶヨンジヌナとジュリの声、そしてAちゃんに跨っていた体がベッドから剥がされた
「なんの騒ぎ？」
「オッパが、オンニをベッドに押し倒…」
「え！？」
「ミンソク、今すぐ出てって！」
ベッドに寝たままヌナに抱きしめられたAちゃんの泣き声だけが部屋に響く
「ヒョン！なにして…」
イーシンに掴まれた肩を払って部屋を出る
意味が分からない、なんだよ俺だって…
どうすればいんだよ！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 441人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
min(プロフ) - ▽まいたろさん コメントありがとうございます！悲しいまで言ってくれて…(;_;)幸せです またしうちゃんと出会えるよう妄想フル回転します！笑 (2015年8月8日 17時) (
レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - ▽めぐさん コメントありがとうございます！番外編、続編やっぱりあたしも書きたいです 笑 ぜひ更新した時はまた会いにきてやってください＼(^o^)／ (2015年8月8日 17時) (レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
まいたろ(プロフ) - 毎日更新楽しみにして読んでました…>_<… ストロベリーホームのしうちゃんが大好き過ぎて終わってしまったのが悲しいです〜！またどこかでストロベリーホームのしうちゃんと出会えるのを待ってます (2015年8月7日 23時) (レス) id: df7fbf0703 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - ストロベリーホームお疲れ様でした！毎回キュンキュンさしていただいてたのに初コメですみません。もう、ミンソクペンの私は毎回ワクドキして読ませていただきました！もし、番外編として続編があったらとっても嬉しいです！完結お疲れ様でした！ (2015年8月7日 22時) (レス) id: 36387df3c5 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - minさん» こちらこそ、毎回コメントして迷惑かけてなかったですかね？私もとても楽しかったです。新作も楽しみに待ってますね！素敵な癒やしをありがとございましたm(_ _;)m (2015年8月7日 19時) (レス) id: 9f516f8dbb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：min | 作成日時：2015年7月2日 11時
