それは静かに唐突に ページ23
暗闇の中
突然両肩を掴まれてハッと視界がクリアになる
「Aちゃん！？」
『あ…ジニ、』
「今車で通ったらお店の前にいたから…今日定休日だからお店閉まってるよ」
『定休日…』
真っ暗なお店の中、花屋LAYのロゴの下に定休日と白い看板がぶら下がっていた。
あたしいつからここに…それに、今何時？
「どうした？なにかあった？」
『…』
覗き込むオッパの顔が次第に歪んで見えなくなる
熱くなる目頭と痛いくらい奥歯を噛みしめて顎が痛い
『うっ…』
「Aちゃん…」
『う〜〜〜っ…』
溢れ出す涙は止まることを知らなくて何度も何度も頬に流れ地面に小さく跡を残す
暖かい腕に抱きしめられると、大きな胸板に顔を押し付け声を詰まらせながら今以上に泣いた
「…中に入ろう」
辛い悲しい苦しい、全部ミンソク君を好きなせい。
「ヌナ遅くない？」
「そうよね…確か今日19時あがりだし、特に残業とか予定があるって連絡ない」
「普段なら40分くらいには家にいるもんねオンニ」
チクチクと壁掛け時計がやけに部屋に響く
時計は21時半を回った。Aちゃんが仕事を終わらせてから2時間半経ってる。
家の中は少し異様な雰囲気が漂っていた
「ヌナ、電話繋がらない」
「職場の営業時間って21時までだよね？」
「うん…」
「なにかあったのかな」
ジュリの言葉に不安が募る
外はもう暗くて不安を襲う嫌なものはたくさんだ
「俺、外見てくる」
「ヒョン俺も行く」
「あたし一回お店に電話してみる。まだ誰かいるかもしれないし」
チャニョルと玄関に向かおうとした時、家の前に車の止まる音がして動き出そうとした体を止め顔を見合わす
「ヌナかな？」
イーシンの言葉にチャニョルが玄関に急ぐ。
ガチャガチャと鍵を開ける音とドアの開く音が聞こえたと同時にヌナ！と呼ぶチャニョルの声が聞こえて慌て玄関に向かった
「遅かったじゃん！なにしてたの？心配したんだから！」
『…ごめん、チャニョル君』
声をかけようと口を開きかけると玄関から現れたジニさんに声が擦れて消えた
「ジニオッパ！」
「あぁっ、ごめん連絡できなくて」
「ジニさん今までヌナと一緒に？電話したのに…」
「ごめん俺携帯家に忘れてたんだ」
『ジニオッパ…わざわざ送ってもらってありがとうございます』
大きく吸い込んだ息が止まる
ジニオッパ？いつからそんな風に呼び合う仲に？
視界の端にチャニョルが俺を伺うような視線を感じた
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min(プロフ) - ▽まいたろさん コメントありがとうございます！悲しいまで言ってくれて…(;_;)幸せです またしうちゃんと出会えるよう妄想フル回転します！笑 (2015年8月8日 17時) (
レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - ▽めぐさん コメントありがとうございます！番外編、続編やっぱりあたしも書きたいです 笑 ぜひ更新した時はまた会いにきてやってください＼(^o^)／ (2015年8月8日 17時) (レス) id: e86157425c (このIDを非表示/違反報告)
まいたろ(プロフ) - 毎日更新楽しみにして読んでました…>_<… ストロベリーホームのしうちゃんが大好き過ぎて終わってしまったのが悲しいです〜！またどこかでストロベリーホームのしうちゃんと出会えるのを待ってます (2015年8月7日 23時) (レス) id: df7fbf0703 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - ストロベリーホームお疲れ様でした！毎回キュンキュンさしていただいてたのに初コメですみません。もう、ミンソクペンの私は毎回ワクドキして読ませていただきました！もし、番外編として続編があったらとっても嬉しいです！完結お疲れ様でした！ (2015年8月7日 22時) (レス) id: 36387df3c5 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - minさん» こちらこそ、毎回コメントして迷惑かけてなかったですかね？私もとても楽しかったです。新作も楽しみに待ってますね！素敵な癒やしをありがとございましたm(_ _;)m (2015年8月7日 19時) (レス) id: 9f516f8dbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：min | 作成日時：2015年7月2日 11時
